仙台城に見る今、感じる昔
季節と時節でつづる戦国おりおり第321回
政宗さまに『会い』にいく。②
仙台城本丸跡の広場では「仙台おもてなし集団 伊達武将隊」のうち、片倉小十郎と伊達成実がグリーティングに登場していました。政宗さまの両腕じゃないですか! これは幸先が良い。観光客の皆様も大喜びです。筆者も仕事上の共通の知人の話で盛り上がりましたよ。
画像は、許可が要るかも知れないのでアップはひかえておきましょう。しかしお二人ともイケメンでしたねー、筆者の若い頃の様です。
同じく本丸跡にある鵄(トビ)の巨大な像(昭忠碑。維新後の陸軍第2師団の戦死者を慰霊)は、6年前の東日本大震災で背後の台座から落ち、その下で新たに小さな台座に載せられています。城の石垣もあちこち崩れたり石積みが膨らんだりして、修復は大変だったようですね。震災の爪痕を見ると、胸が痛みます。
仙台城見聞館、前回は無かった施設。無料。にも関わらず内容は結構濃い。満足できます。
青葉城資料展示館にも寄ります。こちらは有料700円。ハイビジョンシアターで政宗さまと仙台城の解説映像を見た同行者は、満面の笑み。不気味だったので確認すると、好きなアニメ声優さんがナレーターだったそうです。渋い巻き舌の人ね。
本丸北壁石垣。前回訪問時は復元工事の前準備中で土が露出していましたが、積み直して20年近くも経つとコケも生え、もう江戸時代からずっとこのままだったような雰囲気が出て来て良い感じになってますね。