がん治療の常識が変わる「楽な方法を選んでいいのです」
『最新科学が進化させた 世界一やさしいがん治療』(武田篤也・著) 2018年1月18日(木)配本!
「苦しい」「痛い」から、「楽」「簡単」へ――常識が変わる!
1万人以上を診てきた放射線治療医が語る、がん治療最前線
今や、日本人の2人に1人ががんにかかるといわれている時代です。早期
発見が推奨されている今、人間ドックなどで定期的に検査を行う方も多い
でしょう。
ですが、いざ「がんの疑いがある」と言われたとき、医療知識をまったくもたない患者さんが、最善の治療法を判断できるかというと、そうとは限りません。もしかすると、頭が真っ白になってなにも考えられないまま、医師の治療提案に従い、「手術をしなくても治すことができたかもしれないがん」までもを切ってしまうケースも少なくないかもしれません。
2018年1月18日(木)に配本となる新刊『最新科学が進化させた 世界一やさしいがん治療』(武田篤也・著)は、そんな事態に陥る患者さんが少しでも減るように、今、「手術しなくてもいい治療法」が広がっているということを知っていただくために生まれました。
著者の武田篤也氏は、放射線治療専門医として23年のキャリアを持ち、これまでに1万人以上のがん患者さんの治療にあたってきました。
同氏が在籍する大船中央病院は全国でも有数の高精度放射線治療施設。とくにSBRT(体幹部定位放射線治療)では、2000例以上という世界トップクラスの治療実績をあげています(肝臓がんで世界1位、肺がんで国内2位)。SBRTという治療法では、治療中に痛みを感じず、副作用も少なく、外来通院もできる――つまりがんになる前と変わらない日常生活を送りながら治療をすることができるのだといいます。
「頑張り屋さんの日本人は、『治療は苦しくて当然』と考える人が多いでしょう。ですが、がん治療においては『楽』をしていいのです。『手軽』な方法を選んでいいのです」(はじめに より)
玉石混交とした医療情報があふれる今、確かな治療実績と成績に裏打ちされた治療法を、知っておいてソンはありません。自分のためにも、家族のためにも手元に置いておくと安心できる一冊です。
第1章 「手術が一番」とは限らない
[早期がんが見つかったある男性の物語1]
がん治療の思い込み1 早期がんの治療は手術が一番である
がん治療の思い込み2 手術をしないと治せない
がん治療の思い込み3 標準治療を選べば間違いない
がん治療の思い込み4 がんは取り切れれば安心
[早期がんが見つかったある男性の物語2]
がん治療の思い込み5 セカンドオピニオンは新たな主治医探しである
がん治療の思い込み6 全身化学療法はつらい治療である
がん治療の思い込み7 免疫チェックポイント阻害薬は高嶺の花
がん治療の思い込み8 放射線治療は終末期医療
がん治療の思い込み9 医師は真実を隠すことがある
[早期がんが見つかったある男性の物語3]
がん治療の思い込み10 楽な治療法などあるわけがない
がん治療の思い込み11 知名度が低い治療は怪しい
がん治療の思い込み12 放射線治療の副作用は甚大
がん治療の思い込み13 切りたくない人はみんなSBRTにすればいい
[早期がんが見つかったある男性の物語4]
がん治療の思い込み14 大学病院なら安心
がん治療の思い込み15 名医が治療すれば治る
がん治療の思い込み16 機械の性能が優れているといい治療が受けられる
がん治療の思い込み17 治療法は必ず自分で決めなくてはならない
がん治療の思い込み18 医師の治療提案に従わなければいけない
[早期がんが見つかったある男性の物語5]
がん治療の思い込み19 がんになったのは自分のせい
がん治療の思い込み20 口コミが参考になる
がん治療の思い込み21 マスコミは市民の味方
がん治療の思い込み22 医師は冷たい人間
がん治療の思い込み23 高額を払えば特別な治療法で救われる
がん治療の思い込み24 がんとはひとりで闘わなければならない