千葉ロッテ・井口監督が語る「プロ野球選手のあるべき姿」
井口資仁監督に聞く。Q.27 プロ野球選手とはどうあるべきだと考えますか?
「BEST T!MES」連載30問30答、2018年最初に登場するのは2017年の雪辱を期す千葉ロッテマリーンズの新監督・井口資仁氏。「Q.27 プロ野球選手とはどんな存在であるべきだと考えですか?」。
野球教室も一緒に体感することを重視
プロ野球選手は、子供たちの目標にされる存在であるべきだと思います。それは単純に野球が上手いとか、大金を稼ぐという理由からではなく、グラウンドを離れた部分も含めた人間性が、子供たちの憧れとか目標の対象になるという意味で……。
格好をつけるつもりはありませんが、僕はそういう存在の選手になりたいと思いながら現役生活を続けていました。
プロ野球選手も野球以外にできることを考えなければならない。例えば社会貢献活動は、その代表的な一つでしょう。
僕はダイエーホークス時代に、アポロメディカルホールディングス株式会社さんの協力を得て、川崎宗則、和田毅、杉内俊哉など当時のチームメートを中心とした仲間たちと、「愛基金」という社会貢献活動をする組織を立ち上げました。
選手個人の成績に応じて自治体に車いすを寄付したり、いろいろな施設を慰問したり…そういう活動をしてきましたね。他にも、東日本大震災で市庁舎が崩壊してしまった福島県須賀川市の、新市庁舎設立を支援するプロジェクトを行ったりもしました。
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