投手陣、ロッテ井口監督の考えるキーマンと方針。「四球では代えない」
井口資仁監督に聞く。Q16 この選手は核になってほしいという投手はどなたですか?
「BEST T!MES」連載30問30答、2018年最初に登場するのは2017年の雪辱を期す千葉ロッテマリーンズの新監督・井口資仁氏。核になってほしい投手について聞いた。
ストレートを磨きなおせ
先発陣でいえば、昨シーズン、ローテーションを守ってくれた二木康太には、もっと頑張ってもらいたいですね。それから不調だった石川歩には復活してもらわないと困ります。
佐々木千隼、酒居知史といった若手も当然、ローテーション入りを狙ってくるでしょう。そして、中堅どころの西野勇士や藤岡貴裕といったところが復活してくれれば、投手陣全体に良い刺激となると思います。
西野本人は「先発でいきたい」と言っていますが、僕としては、全力投球の強いボールにこそ彼の良さがあると思っているので、西野の希望に沿えるか分かりません。本人は同時に「一軍で投げることが大事」とも言っていたので、オープン戦の結果によることになるでしょうね。彼には「結果がすべて」「とにかく結果を残してくれ」と伝えてあります。
藤岡はプロ入りしてからここまで、彼の持ち味を十分に発揮していないですよね。真っ直ぐでドンドン行くタイプで、元々コントロールは良くない。それなのに周りから「コントロールを良くしろ!」「フォアボールを出すな!」と言われて萎縮してしまった。だから腕も振れていない。
これは藤岡にだけではなく、投手陣全体に伝えたことなんですが、「僕はフォアボールを出しても文句は言わない、その代わり気持ちの入った真っすぐを放っていなかったら交代させる」。置きに行ったストレートだけは投げて欲しくないんです。
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