【青汁王子「語り下ろし」】19歳で5000万以上の利益「お金って、こんな簡単に儲かるものなのか」《年商131億! 絶望と希望の真実②》
◼︎社長の悩み——なぜ、人は働いてくれないんだ!
編集部——社長としていちばん悩んだことはなんだったんですか?
三崎——人を雇ったことでした。どうしたら自分の意図通り仕事をこなしてくれるのか悩みました。一言でいえば、働いてくれないのです。
当時の友達に、売り上げの半分折半でやってみようって仕事をやらせたんです。そしたらですね、こちらの言うことを聞かないんですよね。実際、仕事の成果を見て、それでも学生に月20~30万渡していたと思うんですけれどもね。言うことを全く聞かなくてですね。
なんで自分がこんなに一生懸命やろうとして教えてあげてるのに、言うことを聞かないんだっていうことでその友達とケンカになったりしてですね。そこで関係もどんどん悪くなっていきました。
自分は良かれと思ってやってるのに、やってくれない。
これがすごく苦しくてですね。それが初めて人を雇用することの辛さというか、大変さを、あの当時、身をもって知りました。
編集部——人を使うことがどれほど大変かについてさらに突っ込んで聞いてみたいと思いますが。だんだん、次のビジネスへのステップアップするための原資をつくっていったんですか?
三崎——いえいえ、2億あった貯蓄が、1000万まですっていったんです。つまり、追い込まれていくことになったんです。
【取材メモ②】 商売の原資をかくも失っていった三崎氏。儲けても、欠損しても、しかし、一喜一憂しない氏の「青汁劇場」がいよいよ始まる。報道されて世間に流布されたイメージとは異なる冷静沈着さに何か「カギ」があるようだ。
(「絶望と希望の真実」3回目につづく)
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