ビットコインは投機、「米国債」は投資
富裕層だけが知っている商品 証券会社がひた隠す米国債投資法①
■計算がしやすいのも米国債の利点
購入した米国債は、満期日まで証券会社が管理することになります。いわゆる「保護預り」と呼ばれる制度です。証券会社が責任をもって預かってくれるため、自ら管理する手間は一切ありません。
長い期間のことですから、「もし証券会社が倒産したらどうなるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、そのような心配も無用です。保護預かりによって、取引先の証券会社が万一倒産したとしても、債券自体はきちんと保全されます。
とくに、大手証券会社の多くは上場会社ですし、信頼して任せてしまって問題ありません。米国債を購入した人は、満期日までひたすら待つだけでいいのです。それこそがまさに、米国債投資の醍醐味と言えるでしょう。
35歳から毎年額面1万ドルの30年物米国ゼロクーポン債をはじめた人は、約30年後に償還日を迎えます。36歳、37歳、38歳と、毎年のように米国債投資を続けていれば、66歳、67歳、68歳というように、毎年きちんと1万ドルがもらえるのです(税金は考慮せず)。
老後に安定した収入を得られるというのは、それだけで将来不安の解消につながります。年金だけに頼るのではなく、米国債投資によって老後の収入を補完し、ライフプランを立てていきましょう。
〈『証券会社がひた隠す米国債投資法』より構成〉