シリーズ異色の存在。AJ2は「あの国」で作られた【エアジョーダン秘史(2)】
1985年の1stモデルから今なお続くレジェンドバッシュのヒストリー。
AJの特徴であるプラパーツを最初に使い始めたモデル
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写真を拡大 シュータンは基本的なデザインは変わらないが、素材の違いからか復刻に比べオリジナルの方が重厚な雰囲気。またトゥの形状もほぼ変わらず、デビュー当初から補強パーツにダブルステッチが使われていたのが見て取れる。タン裏にはメイド・イン・イタリーの文字が入り、'94年復刻版は製品タグも見られる。インソールは'94年まではNIKE AIRの文字が入り、'05年にはAJ20周年ロゴも。
既存モデルの改造であったAJ1は、機能的に妥協している部分も多かったが、このAJ2では機能性を考えて各パーツをデザインしている。まずアッパーは、ベースアッパーの上にフィットストラップを重ねることでフィット感をアップさせ、ヒールにも蛇腹状のプラパーツを付けている。一方、インナーはタンをゴムベルトでインソールと結び、アンクルパッドもスポンジを暑くすることでサポート性を高めているのだ。アウトソールは、リヤフットを抉ったデザインが特徴だ。