相模鉄道の新型車両20000系で行くレア路線のミニトリップ
新型車両20000系でもう乗れない相鉄厚木線へ
海老名方面へ向かう本線と分かれたら、すぐに複線の線路を高架で跨ぐ。下の線路は小田急小田原線だ。厚木線は単線で進む。左手に注目していると、小田急の海老名駅に隣接した広大な車両基地(海老名検車区)が広がっている。見覚えのある小田急の電車が何両も休んでいた。続いて右手に注目すると、単線の線路が寄り添ってくる。こちらはJR相模線だ。まもなくホームに停まっている電車を追い抜く。JR海老名駅である。
しばらくJR相模線の線路と並走し、左にカーブしたところで減速。さきほど海老名駅に停車していたJR相模線の4両編成の電車が私の乗った20000系を追い抜いて行った。側線が増えると厚木操車場に到着。ホームはないけれども乗務員が電車に乗り降りするための短いステップが線路際に設置されているので、それを利用して地上に降り立った。
操車場には、ほかの電車は停まっていなかったので広々としている。20000系の外観撮影にはもってこいの場所だ。時折、脇をJR相模線の電車が通過して行く。南の方を眺めると遠目に小田急がJR相模線を高架で跨いでいる陸橋が見える。そのあたりが厚木駅であろう。僅か数分のミニトリップだったが、相鉄厚木線に全区間乗車できたのは貴重な体験で嬉しかった。