才能がなくても生き抜いていくための「人間関係」論
山本昌、落合GM、桑田真澄、上原浩治……一流に評価された元ドラゴンズ小田幸平が実力を補うためにしていたこと。『心を軽くする、超戦略的「人間関係」論』1月26日発売!
小田幸平の驚くべき「トレーニング」とは?
突然ですが、小田幸平さんのキャッチャーミットの色、覚えていますか?
ジャイアンツ、ドラゴンズとわたりあるいた小田さん。
言い方は失礼なのですが、
「生涯打率1割台、ホームラン2。盗塁0」
「一度もレギュラーになれず最多出場は44試合」
なのに17年もプロ野球界で生き残れた。
年俸3600万円という高い評価をされた年が3年もあります。
なぜだろう? 考えれば考えるほど不思議でした。
山本昌さん、上原浩治さんなどエース級の、勝利を義務付けられたピッチャーに指名されてバッテリーを組んでいました。
でもピッチャーからすれば打てるバッターがひとり減ってしまうのです。
小田さんのすごさは、数字でははかれないところにあるはずだ。
そう考え、お話を伺っていくと……びっくりする考え方、取り組みがたくさんありました。
特に際立っていたのが「人間関係」を深めることで、自身の実力を補い、ピッチャーの力を最大限に発揮させようとしていたことです。
ということでこの本に書かれているエッセンスは
「人間関係」を戦略的に使えば仕事も、人生もうまくいく!
さて、冒頭のミットの色、答えは「白」です。その色にしたワケをはじめ、
◆不満をぶちまけた時、後ろには落合監督が――
◆井端さんにつかった50:50ルール
◆山本昌さんに「戦力外」を伝える時に考えたこと
◆桑田真澄投手のために変えたキャッチャーミットの色。
◆ボールすら捕れなかった桑田投手の球、それでも認めてくれた一言
◆「人間関係」のために電車で行なっていたトレーニングとは?
◆番長・清原和博は本当に飲み歩いていたのか?
「舎弟」とも言われた小田幸平しか知らない、男前な真実。
◆最初は無口だった英智と親友になれるまで
◆後輩? ライバル? 阿部慎之助と親友でいられる理由。
◆坂本勇人を毎朝起こしていたグアム自主トレ
などなど知られざるエピソードを紹介しながら、戦略的「人間関係論」を紹介していきます。プロ野球選手の本とあなどるなかれ。読み終われば心がかるーくなる一冊です!
著者・小田幸平(おだ・こうへい)
1977年3月15日、兵庫県高砂市生まれ。
兵庫の市川高校卒業後、社会人・三菱重工神戸でプレー。1996年アジア大会で全日本代表入り。1997年のドラフトで読売ジャイアンツから4位指名を受け、プロ入りを果たす。2005年オフ、FA選手の人的補償で中日ドラゴンズに移籍。山本昌の専属キャッチャーとして数々の記録と立ち会うなど、首脳陣から守備力と巧みなリードを高く評価され、ムードメーカーとしてチームを盛り上げる。2015年1月26日に引退を発表。17年間の現役生活にピリオドを打つ。