「世界大学ランキング1位」は受験生に何を問うか。
世界の名門大学「オックスフォード大学」【対策編】
■出願エッセーは学術的なポイントに絞って書く!
他の多くの名門大学では課外活動を重要な評価ポイントとすることが多いですが、オックスフォードはそれほど重要視していません。学問的な関心、才能、成果に重点を置いているので、高い成績を保つといった、学術的な取り組みを優先しましょう。また出願エッセーにおいても、8割以上は、学術的な達成や取り組みについてあて、残りの2割で課外活動について書くとよいでしょう。このバランスが反対になっている出願エッセーでは、高い評価をあまり期待できないでしょう。
またコースによっては、高校時代に書いた小論文を提出しなければいけない場合があります。特に、人文学系のコースでは提出が必須になります。また提出する小論文にも条件があり、高校時代に教員に評価付けしてもらったもので、書き直しや修正などしていないオリジナルのもの(提出時の物)でなければいけません。高校時代に書いた文章の内容やレベルを見て、その出願者の学力レベル、リサーチ力なども判定されています。高校時代の作品を見せよ!とは、いかにオックスフォード大学が学術的な観点を重要視しているのかを例示していると言えるでしょう。
各コース提出物の詳細についてはホームページに正式な記載があるので、そちらを参照しましょう。さきほど説明した高校時代の小論文サンプルの他には、夏休みの課題、卒業論文などの提出が求められることがあります。自分の論理的思考、分析する力、伝達能力、ライティングスキルを見せる場であり、合否に大きくかかわる提出書類ですので、出願の際には、自分の能力をうまく表現することができるコースを選択するようにしましょう。