織田信成「フィギュアスケートが嫌いでした」転機は中学2年生の時
織田信成さん2月毎日更新 Q2.子どもの頃は、フィギュアスケートが好きじゃなかったそうですが?
選手時代にはバンクーバーオリンピック出場も果たした織田信成さんですが、実は元々フィギュアスケートが好きじゃなかったそう。それでも続けられた理由とは?
離れて、初めてわかることがある
――スケートをはじめたのはいつのことですか?
母がフィギュアスケートのコーチをやっていたので、物心ついた時からスケートリンクには慣れ親しんでいました。
それこそ、いつから滑れるようになったのか記憶がないほど、フィギュアスケートは最初から生活の一部になっていましたね。
小学生になってからは本格的な練習がはじまって、毎日がフィギュア漬けでした。学校の授業が終わっても友達とは遊ばずに、スケート場に行っては練習練習の日々で。
――その頃はあまりスケートが好きではなかったと聞いたのですが。
はい、嫌いでした(笑)。当時の僕にとってスケートは「している」ものではなくて、どちらかといえば「させられている」ものでした。だから、いつからか親が選んだ道じゃなく、自分で選んだ道を歩みたいと思うようになっていたんです。
でも、中学2年生の時に転機がありました。階段から転げ落ちて左腕を骨折したのをきっかけに、しばらくフィギュアスケートと距離を置くようになったんです。
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2018年、平昌オリンピックの年に氷上のお殿様こと織田信成が、自身の、波乱万丈のスケーター時代など体験を交えながら、フィギュアスケートの魅力を皆さんにお伝えします。また、指導者であり解説者である厳しい視点は保ちつつ、初心者にこそわかりやすい、平昌オリンピックの見どころなどを解説。逆境でこそその強さと美を発揮してきた羽生結弦選手への思い、戦友・浅田真央さんへのメッセージ、松岡修造さんとの熱血対談も必読!