「今の自分を変えたい」という切実な人への絶好のヒント
久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第12回】
■「想定外の自分」との出会い
久瑠:そこで、次のトレーニングに取り組んでみましょう。
「他人を認められない自分」というのは、居て良い。「そんな自分を見た」ことがまず大切だから。
だとしたら、「他人を認められない自分」と、私がこれまで伝えてきた「もう一人の自分」像……相手が笑顔になることを自分で喜びとして感じたい、そういう人物像。そういうマインドを持てている自分を想像してみたら、どう感じますか?
今はまだ、その人にならなくていいんです。もしそういう人がいたとしたら、どう感じますか?
甲斐荘:ええ、難しいな……。自分と別に、「目の前にいたら」みたいな感じでいいですか?
久瑠:はい、今はそれで大丈夫です。
甲斐荘:それは「すげえなぁ……」って思いますよね。
久瑠:そういうことですよ。信じられない、信じがたいですよね。「あいつ、ほんとに人間なのかよ」って思ってしまうぐらい。
甲斐荘:「絶対にイラついてるでしょ」って疑ってしまいますね。
久瑠:うん、すごく正直でいいですよ!それが「想定外の自分」です。要は、想像を絶してる人物なわけです。それこそがWantなんですよ。
だからWantをつくるときに、これまでの延長線で考えたとしたら絶対にそれはWantではない。自分の外側で出来上った概念を引っ張ってきて、Wantと呼んでるだけなんです。
Memo
本当のWantは「想定外の自分」が創る