「今の自分を変えたい」という切実な人への絶好のヒント
久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第12回】
■トレーニング#3 最高の人物のエピソード
久瑠:よく「神対応」という言葉を聞きますけれど、これから想像する人は、まさに「神対応」が当たり前の人です
それは理屈ではなく動ける人。溺れてる人がいたら飛び込める人。でも飛び込んだときに知性がなければ、ただ飛び込むだけでは人は救えないですよね
人間の知能はすごくて、使いこなしてない潜在能力の9割を使いこなせば、信じられないことができる。それは「テクノロジーの延長線上にある知能」、つまり人工知能につながる、情報を処理するための知能ではないんです。そうではなく、コンピューターが次元を超えられない、人間だけが持っている感性の知能なんです。
「なんだか分からないけど、とんでもなく感動的な人」を目指すことで、潜在能力は自ずと発揮されます。その感覚・その体験を持てると、日常で何が起ころうとも瞬時に対応出来るハイパフォーマンスが発揮できます。
さて、ここからが本題です。
次の課題は、自分がそうなるなんて想像もできない、でもすごい素敵だなと思う人間像を想像してみましょう。
想定外の、「そんな人いるわけない」という、自分が思いつく最高レベルのその人を思い描いてください
そして「その人はこんな人」というエピソードを、15個書いてみましょうか。自分を感動させてくれる、感動的な人物のエピソードを15個書くわけですね。
甲斐荘:(顔がこわ張っている)「自分を感動させてくれること」ですか……。
久瑠:そう、度肝を抜くことです。「信じられないでしょう?でも、この人最高なんだよ」と、自分自身に心から言えるようになって欲しいんです。
甲斐荘:これはもう、想像するだにこれまでで一番大変なワークですね。だって、自分とその人が全然結びつかないですから。
久瑠:いいんです、はじめは結びつかなくても。たかだか今の自分には到達できない、「来世で出会いたい」ぐらいでいい。「大変」なのは当たり前です、これから「大きな変化」を起こそうとしているのだから。それくらい遠くに行って、顕在能力が頼れないところまで行って、初めて潜在能力を見出だすことができるんです。
それでは次回の第13回で、今回出題したワークを終えてまた戻ってこられることを楽しみにしています。(久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第14回】につづく)