滑舌よくきこえる「あいうえお」の発音法
800人の成功者たちの共通項②
800人の成功者たちの共通項から導き出された常に選ばれ、頼られる存在になるためのメソッドを、著書である『「ぜひとも、あなたに」とお願いされる ハイクラスな人の気配りの習慣』からお伝えします。
■「あいうえお」を制して、声に艶と説得力を出す
顔はシャープに、体はスリムに
私がセミナーや研修などで、まず伝えていることは、口を大きく開けることです。
簡単なことなので、誰でもできそうだと思いませんか? 日本語は口をあまり開けなくても、相手に届けられる言葉です。だからこそ、まずは口を大きく開けて話してみましょう。
話し下手の人でも、言葉を噛みにくくなります。口角も上がります。頬のお肉も取れて顔の輪郭もシャープになり、良いことばかりです。
まずは、目の前に鏡を置いて、笑顔の練習です。顔が笑わなければ、声も笑いません。
ホテルマンもコールセンターのスタッフも、前に鏡を置いて顔を見て、笑顔で話す練習をしています。笑顔で話すと声のトーンも上がるので、爽やかな印象を残すことができます。
腹式呼吸も大切ですね。赤ちゃんがいつまでも泣けるのは、腹式呼吸だからです。
腹式呼吸は胃腸の働きを活発にします。体が燃えて痩せやすくなるというメリットもあります。
声を磨くことによって、持久力がつきます。最初は口を大きく開けて笑顔で話すと、筋肉が疲れるかもしれません。続けることで、声の体力や持久力が上がると自分も楽ですし、話す相手にもペースを合わせることができます。
声を磨くためには、母音、「あいうえお」を制することです。「あいうえお」がすべての言葉の基本で、口の開け方が大切です。
「あ」の口は、縦に指3本が入るくらいに開けます。
「い」は、口角を痛いくらいに上げます。ちなみに「い」で口を閉じると、スマイルになります。
「う」は、タコのように口をとがらせます。
「え」は、「い」の口から人差し指1本を入れる感じで。
「お」は、「う」の口から親指1本が入る大きさを基本にしましょう。
これを「あ・え・い・う・え・お・あ・お」と、鏡を見ながら何度も発音して習慣にしましょう。
たとえば、1回目は「あいうえお」と言えても目が怖くなっているかもしれません。
今度は、口角を上げてみましょう。次は、表情豊かに。そうして徐々にハードルを上げていきます。それができたら、か行、さ行と続けて、五十音でやっていきましょう。