織田信成「五輪に出られなかった人こそ大事に」フィギュア界の発展思う
織田信成さん2月毎日更新 Q22.今後、優れた選手を育てるためには、何が必要?
それに、たとえ自分にスポットが当たらなくても、頑張り続けることはその子の人生において、必ず役に立つことがあります。人生においては、メダル以上に大切なことが沢山ありますから。花形選手だけを育てるのではなくて、フィギュアスケート界全体を盛り上げる。これが、日本のフィギュアスケートがさらに発展するために、必要なことなんじゃないかなと思います。
――織田さんがテレビ等に積極的に出演しているのは、フィギュアスケート全体の発展のためなんですね。
まぁ、テレビ出演は事務所が勝手に入れていて、僕には選択肢ってないんですけど(笑)。でも、引退した当初はこんなにテレビに出させていただく機会をいただけるとは思っていませんでしたし、それをきっかけに僕のことを知っていただけた方も多いので、とても光栄ですし、感謝しています。ただ、あくまで本業はフィギュアスケーターなので、そこはおろそかにならないよう頑張らないといけないと思っています。僕なんて、滑ってなんぼの人間ですから。フィギュアスケートを真面目にやらずにテレビにだけ出ていたら、「コイツ調子に乗ってる!」って、すぐに叩かれる気がしますし……(笑)
〈明日の質問は……Q23「競技選手時代で、最高のプログラムは何ですか?」です。〉
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織田信成・著『フィギュアほど泣けるスポーツはない!』
2018年、平昌オリンピックの年に氷上のお殿様こと織田信成が、自身の、波乱万丈のスケーター時代など体験を交えながら、フィギュアスケートの魅力を皆さんにお伝えします。また、指導者であり解説者である厳しい視点は保ちつつ、初心者にこそわかりやすい、平昌オリンピックの見どころなどを解説。逆境でこそその強さと美を発揮してきた羽生結弦選手への思い、戦友・浅田真央さんへのメッセージ、松岡修造さんとの熱血対談も必読!