なぜニューバランスの商品名は数字なのか?【ニューバランスの基礎知識(1)】
スニーカーの人気ブランド「ニューバランス」の今さら聞けない基礎知識。明日から周りに自慢できるトリビアが満載!
その履き心地の良さで数あるスニーカーブランドの中でもトップクラスの人気を誇る「new balance(ニューバランス)」。身近な存在だからこそ「よくよく考えると、これってどういう意味? 何のためにあるの?」などと疑問に思うことも多いのでは。そこで今回、STREET JACKがニューバランスの気になるところを全3回にわたり、細かく掘り下げ!
第1回は、「574」「996」「1300」など、ニューバランス特有の「品番」にまつわる秘密を掘り下げていきます!
無骨なスポーツシューズから
技術革新を経てファッショナブルに
端的に言えば、ニューバランスの品番は、それぞれの発売当時に、500、900、1000と、番台が上がるごとに価格設定も上昇したことに由来している。そこに加えて現在は、500番台はトレイルランニング用、1000番台は舗装されたアスファルト用、というように主に用途で分けられているようだ。ちなみに上記3つの番台がメジャーだが、昨年デビューした「247」のように番台からは独立した形の品番も展開されている。
1960〜70年代にかけてトラック競技用のランニングシューズメーカーだったニューバランスは、900番台のリリースを機に徐々にファッション性を高めていき、ストリートにも定着。長らく一進一退を続けながらも定番として浸透していたが、2013年頃から若い女性の間で大ブレイク。現在も「574」が再注目されるなど、時代を超えて愛されている。
それでは、500、900、1000と、メジャーな3つの品番について順番に、その代表作とともに、系譜を辿ってみたい。