2040年。IoTで変わるモノの形、わたしたちの生活 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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2040年。IoTで変わるモノの形、わたしたちの生活

特集「2040年のモノ」巻頭言

■モノの進化は生活をどう変えるか?

 子供の頃から大きく形を変えた「モノ」。同時にそれはわたしたちの生活、そして生き方をも大きく変化させてきた。特集「2040年のモノ」では、過去ー現在ー未来をまたぎながら検証を行う。

 先の電話の例で言えば、電話の進化はわたしたちのコミュニケーションの仕方を大きく変えた。人々の距離感を縮めた。その先はどうなるか。

 電子機器に詳しいジャーナリストの西田宗千佳氏は「5G(第5世代移動通信システム)によって、世の中にある機械がどんどんネットワークに繋がるようになる。その流れの中で携帯電話の機能もTVやスピーカーに持たせることができる。そうすると携帯電話がいまある形である必要はなくなる」と予言する。

 キーワードはIoTだ。スマホは人と人とをつないだが、今度は「モノ」と「モノ」とがインターネットでつながる未来がやってくる。そうするならば電話だけでなく、他の「モノ」も含めて未来形を考えてみた方がよさそうだ。

 まず、BEST T!MESは30代・40代に「2040年変わっていそうなモノは?」というアンケートを行い、リアルボイスから注目すべき「モノ」を洗い出した。携帯電話の他、自動車に回答が集中した。そしてお金という回答もあった。

 次にそのアンケート結果を元に、識者に「未来形」を聞いた。

 キーはやはり先にもあげたIoTだった。携帯電話だけでなく、自動車も自動運転化が進み、インターネットでつながれるようになる。それだけではない。お金もブロックチェーン技術で、電子化され国境を超えてやり取りされるようになるという。

 それらを踏まえて、読者にわたしたちが生きる未来、その生活はモノの進化によってどう変わっているのか? というひとつの答えを出したいと思う。

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