「自分の心に“師匠”を持て!」これが自分を変える最強の秘訣。
久瑠あさ美のメンタルトレーニング実況中継【第13回】
■「師匠」をインストールする
久瑠:これは自分がインストールした「その人」に自分自身が教育されていく。そういったことが日常のあちこちで起こり始めるという、いわば「無意識のトレーニング」です。
すでに鈴木さんは目標とする人物を見つけていて、頭山の生き様を自分自身に投影することもできています。ですからここからはさらに、彼の世界を自分の中に「インストールする」ことを毎日意図的に強化していきましょう。
つまり、頭山を憧れに留めるのではなくて、逆に日常の中に連れて行くんですよ。……でも頭山を会議に連れて行ったら、きっととても大変ですね?
鈴木:まるで刀とかを手にした気持ちで日々挑まないといけないわけですね(笑)。妄想のなかで楽しめそうな感じがします。
自分の中にインストールして、「彼だったら今この場面ではどんなことを考えるのか」「どんな行動をするのか」を考え実践してみるということ? あえて彼のように考えてみたり、振る舞ってみたり、実験的に試してみるということでしょうか?
久瑠:日常をトレーニング・練習にして、その「稽古の場」に頭山を連れてきていると思えばいいんです。
鈴木:「師匠と練習している」感じですね。
久瑠:そうです。「師匠、どうでしょうか?」という観点で、隣にいる頭山に鈴木さんの生き様を見せていく。頭山に「弟子入りした」のイメージです。憧れの人物と「師匠と弟子」の関係を創ってみることで、なんだか日常が楽しくなりますね。
鈴木:はい。今日からやってみます。それにしても、こんなに気持ちよく、長々と喋るなんて思いもしませんでした。久瑠先生の「美魔女力」いえ「カウンセリン力」のせいでしょうか。よく聞き、よく観察する力、さらに洞察力と指導力に私が全幅の信頼を置いているからだと思います。一種の「変性意識状態」に入ってしまっていたようです。
まとめ
○ワクワクする生き様を思い浮かべる
○憧れの人の生き様をインストールする
○インストールした人に教育される
○日常を「師匠との稽古」にする
次回は、今回出てきた「師匠と弟子」の話を受けて、久瑠あさ美自身がどのように生徒の方と向き合ってきたのかへと話が発展していきます。どうぞ第14回をお楽しみに。