ワインの味のいちばんの決め手はブドウにある!「おいしさ」の条件とは
人生を変えるワイン学 第40回
いらっしゃいませ。
大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
もう3月中旬となりました。年が明けてからあっという間の2ヶ月半!
この時期、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球ではブドウの収穫が始まります。1、2月と来日されていたオーストラリアやニュージーランドの造り手さんから「収穫の手伝いにおいで!」とか「3月末は来たら勉強になるよ!」言っていただきました。すぐにでも飛んで行きたいところですが・・。仕事が休めない!
現地に行けば、ブドウの収穫の体験ができ実際にワイン造りを見ることができるんです!とても貴重な体験になるはずなのに。
というのもワインはただただブドウのみで造られるお酒。ワインの味の決め手はブドウであると言ってもいいぐらい重要です。つまり、ワインのおいしさはブドウ栽培にあるんです。
そこで今回は、ブドウ栽培やブドウの収穫についてお話します。
そして最後に、今日はホワイトデーなのでバレンタインのお返しに最適なワインをご紹介しますね。
大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
もう3月中旬となりました。年が明けてからあっという間の2ヶ月半!
この時期、オーストラリアやニュージーランドなどの南半球ではブドウの収穫が始まります。1、2月と来日されていたオーストラリアやニュージーランドの造り手さんから「収穫の手伝いにおいで!」とか「3月末は来たら勉強になるよ!」言っていただきました。すぐにでも飛んで行きたいところですが・・。仕事が休めない!
現地に行けば、ブドウの収穫の体験ができ実際にワイン造りを見ることができるんです!とても貴重な体験になるはずなのに。
というのもワインはただただブドウのみで造られるお酒。ワインの味の決め手はブドウであると言ってもいいぐらい重要です。つまり、ワインのおいしさはブドウ栽培にあるんです。
そこで今回は、ブドウ栽培やブドウの収穫についてお話します。
そして最後に、今日はホワイトデーなのでバレンタインのお返しに最適なワインをご紹介しますね。
◆ワイン用ブドウと食用ブドウの違いは
食用のブドウはみずみずしく種が小さく、種なしのものもあります。果肉を味わうので果肉部分が大きいのが特徴です。
それに比べワイン用ブドウは、水分が少なく粒が小さく種が大きいのが特徴です。
◆ワイン用ブドウはおいしいの?
「ワイン用ブドウっておいしいの?」とお客様からたまに聞かれます。種が大きく皮が分厚く実が少ないからおいしいイメージがないのでしょう。
食べられる果肉は少ないですが、味はおいしいんですよ。ワイナリー研修でブドウ収穫のお手伝いにいった時に、よくブドウを味見していました。
食用ブドウより味が濃厚で、ぎゅっとブドウの旨みが凝縮されています。酸味、甘み、渋み全てにおいて強く感じます。
ただ果肉部分が少ないので、口に入れて水分を吸って皮と種を捨てるという食べ方になります。
◆ブドウの基本的な栽培条件とは
世界のワイン生産国の栽培地域はワインベルトと言われ、北緯30度~50度、南緯20度~40度に位置しています。
温度は、昼と夜の寒暖差の大きいのがベストですが、平均気温は10℃~16℃で、10℃とは植物の芽が出る気温です。
降雨量は、非常に少なく年間で500mm~900mmです。冬季から春に雨が降り生育期間(4月1日~10月31日)は日射の多い地帯が向いています。生育期間は乾燥していることが望ましいのです。
日照時間は、生育期間1,300時間~1,500時間です。
畑の位置する向きや高さは、南東向きの斜面が適しています。南半球は、北東となります。
土壌は水はけの良い土地が好まれ、白亜質、石灰質、粘板岩、粘土質、砂利質などがあります。