孤独と戦える男・上原浩治。そのすごさを物語るエピソード |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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孤独と戦える男・上原浩治。そのすごさを物語るエピソード

BEST TIMES世代の憧れ、そのすごさの秘密とは

■暖かいところでやらない理由もまたすごい

つらいですよ(笑)。寒いですし(笑)。まあでもやるしかないんでね。

――そういえば、ハワイやグアム、または沖縄といった暖かい地域でやることはないのでしょうか。

ないですね。寒いところでやるというのは、これも決めていることです。暖かい場所でやれば体も動くだろうし、いいこともあるんでしょうけど、動きすぎちゃうっていう側面もあります。つまり、やりすぎ、オーバーワークになる。

それに、実際の試合をグアムやハワイでするならいいですけど、結局はほとんど寒いところでやるわけですしね。

 

 

その点、寒いとこでやれば、否が応でも体が敏感になってくる。ストレッチを入念にするようになりますし、痛いところがあればすぐに分かります。それが怪我を防ぐことにもつながる。だから僕は寒いところでやるわけです。
(抜粋ここまで)

 チームが決まらなくても、「自分と戦い」続けたからこそ、考えられないような短期間で一軍のマウンドに立ち、結果を残すことができた。こうした強さは、簡単に手に入れられるものではない。
 ここ数年、低迷を続けるジャイアンツにとって上原浩治という存在が大きな起爆剤になるのは間違いない。

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



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