「日本のドラマづくりを変えていきたい」脚本家・古沢良太が注目する海外のドラマ制作
古沢良太さん4月毎日更新 Q22.海外のドラマと日本のドラマで脚本家の立場はどう違うのでしょうか?
――脚本家中心にドラマを作っていったら、日本のテレビドラマがどう変わっていくのか、単純に見てみたいです。
その体制ができたら、メチャクチャおもしろい脚本があった時に争奪戦になるはずなんです。そして俳優もいい脚本のドラマには出演したいだろうし、いい脚本にいい俳優が集えば、お金は自然に集まる。そういう方向に少しでも持っていけないかな……と考えています。
――やはり脚本家としてのキャリアを重ねてきた中で、脚本家という職業全体のことや後進の人のことも考えるようになってきたんでしょうか?
正直、後進の人のことまでは考えてないですけどね(笑)。ただ、ほかの人がやってないことをやりたい。その気持ちが、今話したようなドラマづくりに興味がある一番の理由です。またアメリカのドラマは巨大な予算を持っているし、韓国のドラマも早くから海外に売ることを意識してドラマを作ってきた。中国のドラマ作りも急速に進歩していて、若くて情熱のある人達が結果を求めて作品を作っています。そういった海外の作品に日本のドラマが太刀打ちできるようにするには、お金も一切必要なく、書く才能と努力だけで新しいものを生み出せる脚本家が頑張るしかないんじゃないか。そういう気持ちだけは大事にして、僕は脚本を書いています。
〈明日の質問は……Q「『いい脚本』とはどんな脚本でしょうか?」です。〉
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当代随一の脚本家・古沢良太が描き出す
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