妻に「どっちの服がいい?」ときかれたら。不機嫌にさせない答え方
定年後に夫婦仲良く暮らすコツ②
定年後のふたり生活の、潤滑油にもなる買い物。そんな場合、家族はどう接したらいいのか。清水義範著『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』から著者の体験を紹介する。
■どっちの服がほしいか、妻の心の中では決まっている。
特に女性にとって、買い物は心躍るレジャーなのである。洋服やアクセサリーを買うとなると、とりわけ楽しいみたいだ。
だから、月に一、二度は買い物をしないと妻は不機嫌になってきてしまう。そのぐらいは買い物をさせてやろう。
ただし、必ず夫が妻の買い物につきあう必要はない。春物のバーゲンが始まったから洋服を見てきたいの、という時には、ああ、行っといで、と言っていればいい。下着をいくつか買う必要があるの、という時に、夫がついていくというのはちょっと変である。
しかし、実際にはたまに買い物に行くとなると、いろいろまとめて買いたいということが多い。東急ハンズで台所用品をあれこれ買って、ついでに電球の予備も買っておきたくて、夫のシャツとズボンをいつもの店で買って、ついでに妻も好きなブランドの洋服をちょっと見てみたい、なんてなるわけだ。
そういう買い物を、ふたりでするのはなかなか楽しいことである。家に必要なものをまとめて買えてすっきりする。荷物が少々かさばるのは我慢しよう。それが大変だからふたりで行って半分ずつ持つのだから。
そして、そういう買い物の時に、妻が、私はちょっとこのブランドの服を見たいんだけど、と言うことがある。
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