「これでは独身時代と同じ」夫のマイペースさに悩まされる妻たち
満足度に隠された夫婦の不満<妻編>
編集部で0~6歳の子どもを持つ、20~50代の女性250人に「夫に対してどのような不満があるか?」のアンケートをおこなったところ(2018年2月14日~15日集計、アンケート協力:アイブリッジ)、高い満足度の裏に隠された“リアルな不満”が浮き彫りになった。
選択肢として提示したのは「育児」「家事」「仕事」「自分に対する接し方」「考え方」「性格」「その他」の7つ(※複数回答可)。はたして、世の妻たちはどの項目に不満を抱いているのだろうか。
●1位 育児(53人)
育児、家事、仕事、自分に対する接し方、考え方、性格、その他という7つの「不満」のなかで、もっとも多く不満が多かったのは「育児」。どうやら多くの妻たちは、夫の育児に対して不満を抱いているようだ。
さらに、不満を具体的なエピソードで見ていくと、「育児にまったく協力してくれない夫」の姿が浮かび上がってくる。
このように育児の負担が母親に偏っている現実がうかがえる。「イクメン」という言葉が浸透し、昔に比べて育児に協力的な夫が増えている印象があるが、実態が伴っている家庭はまだ少ないようだ。
●2位 家事(50人)
次に不満が多かったのは「家事」。育児とほぼ同数の50人が挙げている。同じ家に一緒に住んでいるのだから、掃除や洗濯など、夫婦で家事を分担したいところだが、育児と同様、夫の家事分担に対する妻の不満は強いようだ。
自由回答によせられたコメントからも、何も手伝ってくれない夫への不満が伺える。
総務省は『平成28年社会生活基本調査 生活行動に関する結果』によれば、男性が家事を担う時間(家事関連時間)は年々増加し、女性の家事負担時間は減少傾向にあることを発表した。しかし、今回のアンケート結果を見る限り、家庭内の家事負担には、まだまだ改善の余地がありそうだ。
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