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「復職が本当に怖い…」ワンオペ育児に嵌った主婦の悲鳴

実録ワンオペ育児「ママの悲鳴」――育休中2児の母・瀬川さん(30代・都内在住)の場合

育児を通した夫婦関係について、「夫」目線で考える本特集「『イクメン』って結局なに?」。第二章では、育児・家事に関するキーワードを取り上げ、妻の抱える不満を詳しく見ていく。
夫の理解を得られず、親の助けを借りることも難しい。育児をたったひとりでこなさなくてはならない「ワンオペ育児」に陥る主婦たち。彼女たちの悲鳴に耳を傾けると、そこにはあきらめに近い絶望的な雰囲気が漂っていた。今回、2歳と5歳の2児の母で、現在育休制度を利用している主婦・瀬川さん(30代・都内在住)に話を聞いた。

■「彼が見ているのは子供のいい笑顔だけ」

写真/フォトライブラリー

 平日、会社員の夫が帰宅するのは深夜12時をすぎてから。そして朝も遅い。子供を保育園に送り出すまでのあわただしい時間は瀬川さんひとりだ。朝ごはんを食べさせ、歯磨きをさせ、身の回りの支度をする…やるべきことは尽きない。夫が起きてくるのは、ようやく子供の身支度が終わってから。“いってきます~”には間に合う。でも「彼が見ているのは子供のいい笑顔だけ」と瀬川さんは不満をもらす。

 休日も問題だ。夫は子供を公園に連れて行こうと張り切る。しかし瀬川さんは平日週5で働いているという感覚だから土日くらいはゆっくり休みたい。

「一緒に公園行こうよ、とか言われるんですけど…いや、近くの公園だしひとりで行けば!って内心思っています。その方が、私はたまった洗濯物も片付けられるし助かるんですけど。結局、巻き込まれて手作りのお弁当を持ってピクニックみたいな感じで週末は駆り出されます。そうすると、私週7でワンオペで働いているのかなって」

 瀬川さんに休まる日はない。

■「夜泣きで舌打ちされた」

 これまでを振り返って一番辛かったのは、子供がまだ1歳で夜泣きが激しかった頃だという。雑誌で読んだ「夜泣きを夫が起きて抱っこして、おさめてくれた」というエピソードとは無縁だった。

 自分の夫は夜泣きが始まると舌打ちをした。確かに、深夜3時、4時は帰ってくるのが遅い夫にとってちょうど深い眠りについている時間。夫を起こすまいと必死に泣き止ませた。夜泣きはいまでも下の子がすることがある。そしてまた舌打ちをされるという。

 理解できないのは、それでも子どもと一緒に寝ようとする夫の心理だ。「舌打ちをするぐらいだったら別の部屋で寝ればと思うんですけど、夫は子どもと一緒に寝たいみたいで。ひとりで寝ればいいじゃんと思うんですけど」とため息をつく。

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