夫との関係が円満な女性がしている「前向きな妥協」
夫婦関係がうまくいっている人は、何を努力しているのか？【妻編】
●感情的なケンカになるときは、子どもの視線を意識する
夫に過度な期待をしないという声が多い一方で、なかには夫に対して感情的になり、口論に発展してしまうママもいるかもしれない。
「夫と考え方が違うと感じると、すぐ口論になります。昔からお互いにケンカが多いほうですね」と笑うのは、現在1歳の娘がいる美奈子さん（仮名・29歳）。
「ケンカが多いとはいえ、ささいな内容のものがほとんどですが、子どもが生まれてからは娘のためにケンカを中止することが増えたんです。最近は、子どもの前で言い合いになると『ここでケンカはやめよう！』と言って、強制終了するようになりました」（美奈子さん）
どんなに幼くても子どもは親のケンカを見ているはず、と美奈子さん。子どもが見ていることで、ケンカの数もかなり減ったという。口論が多い夫婦の場合も「子どもの視線」を意識して、家庭の空気が変わることもあるようだ。
妻たちの意見をみていくと、夫婦生活を上手に営むために無理しない程度の「妥協」をしたり、子どもを思って「感情を抑える」努力をしていることがわかった。
「妥協」と聞くと少々ネガティブな印象もあるが、見方を変えれば「パートナーの価値観を尊重している」とも考えられる。ママたちは相手の考え方を無理に曲げることなく、互いに譲歩できる「落としどころ」を探るために、前向きな妥協をしているのかもしれない。
次回は、夫婦関係がうまくいっていると答えてくれた夫側の意見を聞き、それぞれが努力していることを聞いていく。
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