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なぜ筋トレのプロは、少し軽めの重量をオススメするのか?

「11~12回目に限界が来る重量」でやってみよう

■それでは、週に何回トレーニングをやればいいのだろうか?

 

1週間で6種目をこなすようにしましょう。なかなか筋トレの時間も取れないと思うので、例えば、週3回ジムに行けるのなら、1回に2種目ずつといったところでしょうか。また、鍛える筋肉や部位はまとめたほうが効率的です。例えば、ベンチプレスとディップスは主に胸を鍛える種目ですが、同じ日にやったほうがいいですね。文字だけ見ていると大したことないように見えますが、しっかりやろうとすると結構地獄ですよ(笑)」

 セット間の休憩を意味する「インターバル」。これはどれくらい取ればいいのだろうか?

2~3分を目安に取りましょう。インターバルの時間は、使った筋肉によって違ってきます。これは筋肉の特性や動員される筋肉の量によって変わってくるから。例えば、腹筋の場合などはもっと短くてもいいですし、一度で多くの筋肉を使うスクワットなど、動作が複雑な種目の場合はもっと長くとってもいいですね」

 ベーシック6に加えて、さらに鍛えたいという人はどんなメニューを加えればいいのだろうか。

「もっとジムに通えるという人なら種目を増やしてもいいと思いますが、そもそもベーシック6で全身をほぼカバーできます。実は、あまりやりすぎる必要ってないんです。それでも、腕をもっと鍛えたいならアームカールを入れてもいいでしょう。しかし、例えば、腕を鍛えるとき、主に上腕二頭筋を鍛えるアームカールや、手の甲を上にしてカールすることで主に上腕筋や前腕を鍛えるリバースカール、ダンベルを縦に持つことで主に腕とう骨筋を鍛えるハンマーカールなどあれもこれもとやりたくなってしまうもの。ですが、アームカールでも上腕筋は鍛えられているんです。つまり、ベーシックな種目を押さえておけば、全体的な発達は可能。ということで、大会出場を目指すならともかく、初心者の方はやりすぎる必要はないと思いますね」

 ちなみに、『ベーシック6だけでは腹筋がきちんと鍛えられないのでは?』と感じる方もいると思います。しかし、ルーマニアンデッドリフトやスクワットを行うときに、無意識に腹圧が上がることで、腹筋を鍛えることは可能。このようにベーシック6はメインで鍛えたい筋肉以外にも多くの筋肉を連動することができるのです」

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久野 圭一

ひさの けいいち

株式会社キーフィジーク代表取締役社長。パーソナルトレーナー。ボディメイクスペシャリスト。フィジーカー。


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