柔を守るを強と曰う
定本「老子道徳経」の読み方 早島天來編より 人生を最高に生きる老子の言葉 第三十四回
第四部 我執をいかに捨てるか
五十二章 柔を守るを強と曰う
柳に雪折れなし。
五十二章 柔を守るを強と曰う
柳に雪折れなし。
★『老子』に学ぶ健康の秘訣
6月に入り、じめじめとした梅雨の季節、そして辛い猛暑の夏、そんな季節も天地自然の流れと楽しく過ごす為には、心も体も元気である事が大事ですね。 年齢を重ねて来ると、懐かしいクラス会や、友人との酒の席でも、なにかと話題になるのは健康への不安や病気の話です。そして、そんな時、誰もが思う事は、死ぬまで重い病気に掛からず元気に過ごしたい、という切なる願いではないでしょうか。そこで今月は、そんな願いを叶える心と体の養生の秘訣を、『老子』第52章からご紹介しましょう。「柔を守るを強と曰う」— 人生を強く元気に生きぬく秘訣は、柔軟に生きる事ですよ、という教えです。世界の名著、古代中国の書『老子』には、無為自然の哲学の中に、人生を健康に生涯現役で生きる為の、養生の秘訣がたくさん書かれているのです。
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