マッチョトレーナーに聞いた「片手でリンゴを潰す方法」 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

BEST TiMES(ベストタイムズ) | KKベストセラーズ

マッチョトレーナーに聞いた「片手でリンゴを潰す方法」

握力もベーシック6で鍛えられる

 これまでボディメイクスペシャリストの久野圭一さんにぽっこりお腹を凹ます極意を聞いてきた。ここからは応用編だ。「こんな体になりたい」という各々のボディメイクの目標別にトレーニングをまとめてみたい。

■どの筋肉を鍛えれば、スーツ姿がキマるのか?

 スーツは身にまとうだけで男を一回り、二回りカッコよく見せるアイテムと言えるだろう。そして引き締まった肉体やたくましい筋肉を手にすれば鬼に金棒なのは間違いない。では一体どこをどう鍛えればいいのだろうか。

「『スーツをかっこよく着こなすこと』を定義するとしたら、ウエストと肩幅の差があることでしょう。つまり、逆三角形の上半身を手にすればスーツ姿は様になります。そのためには、まず肩幅を広げることが有効。しかし、基本的に肩幅の広さはイコール鎖骨の広さ。残念ながら、鎖骨は20歳を過ぎた頃から成長しないと言われています」

 だが、諦めるのはまだ早い。

 

 「しかし、肩の筋肉、具体的には三角筋は後天的につけることは十分可能です。実際、に僕のこの肩幅も筋トレを始めてから手にしました。また、逆三角形の上半身づくりには背中の筋肉を鍛えることも効果的。それに併せてウエストも絞れば、晴れて逆三角形の体が完成します」

 逆三角形になる理屈はわかったが、実際にそのボディになるにはさらに過酷な筋トレが必要になるのではないのか……?

基本的には、これまでお伝えしてきたベーシック6で十分です。ベーシック6は、一度にさまざまな筋肉を鍛えることができますから、しっかり実践すれば体は逆三角形に近づきますよ。余裕があって背中をさらに鍛えたいならロウ系のメニューもやってみてもいいと思います」

次のページ「マッチョ、スーツ似合わない説」の真偽

KEYWORDS:

オススメ記事

久野 圭一

ひさの けいいち

株式会社キーフィジーク代表取締役社長。パーソナルトレーナー。ボディメイクスペシャリスト。フィジーカー。


この著者の記事一覧