青魚で町が大フィーバー!前代未聞のイベント「サバソニ」って? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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青魚で町が大フィーバー!前代未聞のイベント「サバソニ」って?

サバとアジとダジャレの祭典!?伊東「サバーソニック&アジロックフェスティバル」〈サバジェンヌの 日本全国ごちそうサバです!⑦〉

■今年のサバソニはさらにアツかった!

 あまりの盛り上がりに、地元民からの「今年もぜひ!」という熱狂的コールのもと、今年も5月27日~6月2日の開催が決定した。

 サバソニメンバーの「だじゃれから始まった精神」はもちろん、健在。

 よって今年のポスターもこのとおりだ。

前列中央は小野達也伊東市長。市長のイラストは武智さんによるもの。カオス……

 小野達也伊東市長すら飲み込む、サバソニウェーブ。昨年にもまして、とばし気味のメンバーの熱意におされて、今年も全さば連で参加。そのアツ苦しい現場をお届けしよう。

サバソニTシャツがお似合いの小野市長が優勝!

 今年も伊東はじめ伊豆中心の各協力店舗で2週間限定の「オリジナルサバメニュー」や「サバ商品」を販売。なんと、昨年から2倍を超える150店舗が参加。

 昨年同様、参加店は飲食店だけではない。そしてまた、自由な発想でサバにちなんだサービスを提供。

■live よしだや 
若々しく見える「さばよみメイク」 
■石井石材 
庵治(あじ)石のお墓を380万

 …期待どおりである。
 
 発想が自由すぎてもはや特典が何かわからない店舗も。

■渡辺ハム工房  御殿場市
「サバソニ参加するよ。」の合言葉で
サバサバした対応、もしくはアジ気ない接客の後に「ハムくじ」が引けて、
その場で使える金券プレゼント  

 喜んでいいのか悪いのわからないサービスだが、とにかくサバソニ精神は伊東以外も侵食したらしい。

 今回のメインイベント会場は、房総半島、三浦半島、真鶴岬、初島をのぞむ「なぎさ公園」。

 オープニングは「アジの開きコンテスト」。小野市長はじめ、地元の協賛各社関係者や、サバソニ実行委員長の渡邉さんが参加。「いかに美しく干物用にアジをさばくか」を競うコンテストだ。アジだけど有無を言わさず、わたしも出場する羽目に……

 ちなみに、なぎさ公園のモニュメントも制作した地元彫刻家・重岡建治氏も参加。なんでそうなったか経緯は不明だが、手にしているのはまぎれもなく「ノミ」である……

重岡先生、ノミでアジと格闘。背後にあるのは重岡先生がノミの正しい利用法で製作したモニュメント。

 審査をするのは、道の駅伊東マリンタウンの駅長「まりにゃん」。男の子らしい!!!!!

 過去「アジの開き大会」でチャンピオンになった輝かしい経歴をもち、「目をつぶってもアジは開ける」というミスター・アジオープナーの小野市長。まりにゃんもナットク、余裕で優勝。

 会場には、サバグルメを販売するブースがずらり。めくるめくサバを堪能できる、

 地元伊東からは「Cafe TATI」。店主の村井修二さんは、根っからのサバ好き。「とにかくサバとともに生きています!』と熱く語る村井さんが販売するのは、燻製したサバをはさんだ、ワインにもぴったり合うサバサンド。そしてもちろん、サバソニ精神は忘れずカレー風味のサバサンドやたこさんウインナーなどをつめこんだキュートな「お子さばランチ」、サバダ(サバのサラダ)。

旨みが凝縮した燻製のサバをトマト、レタスとはさんだサバサンドはお店でも提供

キュートなお子さばランチ。大人のおつまみにも最高でした

色とりどりの野菜にサバのフレークをトッピングしたサラダ「サバダ」

 伊東・魚安宇佐美支店の「伊東ナポリタン」サバとイカ入り。サバの旨みがケチャップと見事に融合! 男子悶絶!

「伊東ナポリタン」。サバとナポリタンの出会いはパーフェクト!

 伊東市外からも多数登場!どんどんご紹介。

 熱海・干の酛や。日本酒のおつまみにも最高な「サバの干物の押し寿司」。

干の酛やの「サバの干物の押し寿司 」。熱海で人気の「干物屋ふじま」の干物を使用。しっとりしたサバとシャリの一体感が最高!

 沼津・杉初水産からはサバを使った「沼津メンチ」。先月発売になった「サヴァリッチ」はサバの中骨を、燻香をつけてからて乾燥、その粉末をサバのミンチに混ぜて仕上げた商品。カルシウムがたっぷりとれるうえに、サバ節のような気品のある香り、旨みいっぱいで、その味わいは「高級料亭風」!。

杉初水産の「沼津メンチ」。オリジナル、チーズ、しょうがなど種類もさまざま。ビールにぴったり、肉のメンチより旨い!

先月発売になった「サヴァリッチ」。だし香るサバメンチは一度食べると忘れられない味わい。何もつけなくても美味しい!!

 そして衝撃的サバグルメも!三島のビストロ「ガワ」の「食べる盆栽@サバ」。

サバが盆栽に!「食べる盆栽」。インバウンドにもよさそうだ……

 どこからどうみても盆栽!そして土はサバ!今年のサバジェンヌ的「記憶に残るサバグルメ」大賞決定!土の下は、卵のムース。「サバと新じゃがのテリーヌ」も、絶品!

「サバと新じゃがのテリーヌ」。おしゃれなテリーヌは白ワインにぴったり。

 茨城からは、いまサバ専門日本酒「サバデシュ」が大ブレイク中の酒造の吉久保酒造が登場。サバを自社代表銘柄「天下一品」にひたしてから干物に仕上げた「天下一品酒びたし鯖」を炭火で焼いて提供。ふっくらこんがり焼けたサバも、サバソニ用に作成したオリジナルの「サバデシュ枡」で味わうサバデシュも大人気!

サバ専用日本酒「サバデシュ」。サバの刺身から、焼きサバ、味噌煮などどんなサバ料理にも合う。

焼きたてはもちろん冷めてもふっくら美味しい、酒びたし鯖。サバソニのために、オリジナルの枡も用意!

昨年開催された「鯖サミットin銚子」でも大人気だった「天下一品酒びたし鯖」を焼き上げる、吉久保博之社長。
次のページ音楽も忘れるな!

KEYWORDS:

●サバーソニック&アジロックフェスティバル

http://www.sabasonic-ajirock.com/

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サバジェンヌ・池田陽子


 



サバを楽しみ、サバカルチャーを発信し、サバで日本各地との交流をはかることを趣旨に活動し、イベント「鯖ナイト」を実施する「全さば連」(全日本さば連合会)広報担当「サバジェンヌ」。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。著書は『ゆる薬膳。』(日本文芸社)、『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)など多数。最新刊は『サバが好き! 旨すぎる国民的青魚のすべて 』(山と溪谷社)。

■全さば連公式HP→http://all38.com 

■池田陽子www.yuruyakuzen.com


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