筑豊エリアの路線乗りつぶしと日田彦山線の現状
筑豊本線、後藤寺線、日田彦山線に乗ってみた
■ボタやまが車窓に現れた!
ディーゼルカーと違って軽快なテンポで走る。ボタやまが車窓に現われるのが筑豊らしい。2駅目が飯塚でその次が新飯塚。桂川から10分程で到着だ。次に乗るのは後藤寺線である。紛らわしいので、飯塚ではなくて新飯塚だと言い聞かせて飯塚をやり過ごし、新飯塚で下車。別のホームに後藤寺線のディーゼルカーが停まっているのを確認して乗り換えた。
筑豊本線電化区間以外の各線の列車本数は、決して多いとは言えないのだが、接続は良好だ。後藤寺線との乗換時間も5分である。スムーズでいいのだが、鉄道旅行としてはせわしない。20分程あれば駅前の様子を見たり、記念に入場券を買ったりできるのだが、それは不可能だ。ただ黙々と列車を乗り継ぐのみ。しかも、発車間際とあって、ほとんどのボックスが埋まっている。幸い2人掛けで進行方向とは逆向きの狭いスペースだけが空いていた。4人掛けボックス席ばかりの車内で、この空間は異例だ。
ともあれ、初めての後藤寺線である。ごとごとと動き出し、筑豊本線と分かれて一旦は南東へ向かい、その後東へと進む。平坦な田園地帯を通り、やがて左に台形のような形をした山が見えてくる。
トンネルを抜けたところに大きなセメント工場があり、船尾駅に停車。大物政治家の一族が関わる工場だ。さらに5分程走ると、終点の田川後藤寺。20分程の短い旅だった。