「運動でダイエット」するときにスルーしてしまう盲点
健やかにやせる女性が続出している「カロリー貯金」とは
いまネットで話題の「カロリー貯金」。通称「カロ貯」。ダイエットの初心者からベテランまで誰でも無理なく確実にやせる方法を提唱し、この度書籍『カロリー貯金ダイエット』を上梓したホネホネロックさん。「正しい知識」にもとづいた裏切らないダイエット法としてSNSを通じて女性読者を中心に「カロ貯」の支持が広がっている。その「正しい知識」とは何か? 今回はなぜ運動をしすぎるとダイエットには大敵なのか? リバウンドを恐れないダイエット法についてホネホネロックさんが「これまでのダイエットの常識」に一石を投じます。
■運動でやせようとした結果…
「健康的なダイエット」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
「王道ダイエット」と言えば、どんな内容を想像しますか?
きっと多くの人は、運動を挙げると思います。
運動しないダイエットは危険だし健康的じゃない。
食事制限だけでやせると絶対にリバウンドする。
…本当にそうでしょうか?
今回は、運動でやせようとした時に起こりがちな失敗について書いてみました。
例:60kgあった人が、ジョギングだけで50kgまで体重を減らしました。食事の量は減らしていません!食事制限なんて不健康なことはせず、ジョギングだけで10kgも体重を減らしたんです。…ただ、50kgから体重が減りません。
この例について考えてみましょう。
60kgの時の消費カロリーを、仮に60kg×30=1800kcalとします。
それで体重が維持されていたなら、摂取カロリーも1800kcalということになります。
ジョギングで消費カロリーを2300kcalに増やし、50kgまで体重を減らしました。
1日あたりのカロリー貯金(収支)は2300-1800=500kcalです。
期間は、7200kcal×10kg÷500kcal=144日、だいたい5カ月ですね。
※実際にはそれ以上かかります(後述)
体重が減ると消費カロリーも減ります。
先ほどと同じ係数を掛けて、50kgの時の消費カロリーを50kg×30=1500kcalとします。
もちろん運動による消費カロリーも減りますから、ジョギングを含めて1900kcalぐらいでしょうか。
この時点で、摂取1800kcalに対し消費1900kcalという状態です。
摂取カロリーの計算をしていないのなら100kcalくらい余分に食べたりすることは普通にあります。
体重が減らなくなったのは、停滞期でも壁でもなく、消費カロリーと摂取カロリーが釣り合ったから…ですね。
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