道の道とすべきは常の道にあらず
定本「老子道徳経」の読み方 早島天來編より 人生を最高に生きる老子の言葉 第三十六回
★人生の大切な時に読む『老子』
人生は毎日大変な事が沢山あり、苦難を乗り超えて必死に生きて来たら、気づいた時には、こんな年齢になっていた。
完璧ではないが、一生懸命生きて来た、この人生は、いったいどうだったのだろう、そう人生のある地点に到達して考える時、そんな時に答えをくれるのが、この『老子』です。
どんなに自分が努力しても、複雑な社会や人間関係の中で、完璧に生きるなんて出来ない事です。
失敗や成功を繰り返しながら、一生懸命生きて来た、その人生そのものに意味があるのです。
何が成功で、何が失敗か、なんていう判断で自分を評価したり苦しめたりする事は空しい事です。