プロテインにまつわる5つの誤解
ただトレーニーのためだけのものにあらず。一般人が飲むべき理由
①危ない「魔法の粉」ではない。
プロテインは、大雑把に言ってしまうと「タンパク質が凝縮された粉」です。例えば、プロテインのなかでもっともメジャーな「ホエイプロテイン」。これは牛乳を原料に作られています。
牛乳のタンパク質成分のうち80%が「カゼイン」、そして残りの20%が「ホエイ」に分類されます。実はこのホエイ、普段の生活でもちょこちょこと目にかかる存在でもあります。“ヨーグルトをしばらく置いておくと上部にたまる液体”といえばピンと来る人も多いではないでしょうか。あの液体を「乳清」といいますが、乳清を英訳するとホエイとなるのです。
ホエイプロテインは、乳清を粉末状にしたもの。これを水や牛乳でシェイクして飲みます。そう、プロテインは「牛乳のタンパク質成分を凝縮したもの」に過ぎないのです。ホエイプロテインのほかに「ソイプロテイン」や「ピープロテイン」などもありますが、それぞれ大豆とエンドウ豆が原料になっています。いずれにせよプロテインはなじみのある食品からタンパク質成分を取り出し、手軽に摂取するために開発されたもの。
ということで、得体の知れないものでも、ましてや“魔法の粉”でもありません。当然、ドーピング剤や非合法的なものでもありません。言ってしまえば、ただのサプリメントであり、ただの栄養補助食品に過ぎないなのです。