プロテインにまつわる5つの誤解
ただトレーニーのためだけのものにあらず。一般人が飲むべき理由
②「一般人には必要ない」の嘘。
筋肉の成長には、タンパク質が欠かせません。だからこそ、タンパク質を効率的に摂取できるプロテインがトレーニングに励む人たちから支持されることも頷けますし、マッチョたちが愛してやまないのも納得です。
では、プロテインはマッチョやトレーニーだけが飲むべきなのでしょうか。
答えはノーです。じつは、日本人はそもそも健康な生活をおくるために必要なタンパク質が圧倒的に足りていないのです。そこで、わたしたちがプロテインを利用しない手はありません。
1日に必要なタンパク質の量は、個人個人によって大きく異なります。有酸素運動や筋トレなどの運動をしている人は、より多くのタンパク質が必要になり、例えばハードに運動をしている人であれば、「体重1kg当たり2g~3g摂取すべき」と言われています。
デスクワーク中心で運動の習慣がない人でも、「体重1kg当たり1.5g~2g必要」と言われています。つまり、体重70kgの人であれば、105g~140gが摂取量の目安になるということ。
ご存知のとおり、タンパク質は、肉や魚、卵や豆類、乳製品などに含まれています。サラダチキンで使用される鶏むね肉(皮なし)の栄養価を見てみると、100gあたり約22gのタンパク質が含まれます。もし、鶏むね肉オンリーで1日に必要なタンパク質(140g)を摂取しようとすれば、約640g食べる必要があります。300gのステーキでもなかなかのボリュームと感じる人が多いなか、640gと聞いて尻込みしてしまうのではないでしょうか。
タンパク質がかなり多く含まれる鶏むね肉であってもこの量なので、脂質が多い豚肉や牛肉だけで必要なタンパク質を摂取しようと思ったら、さらに多くのボリュームを食べないといけません。「そんなに食べれない」という感想だけでなく、「肉を焼くだけでも面倒」とか「炭水化物抜きダイエットをしていてわかったけど、肉や魚って意外と高い」と思う人が多いはず。
そこで役立つのがプロテインなのです。ビタミンが不足しがちなときにはマルチミネラルなどのサプリメントを摂るように、不足するタンパク質はプロテインから摂取すればいいのです。コスパもいいですし、食が細い人でも水や牛乳に溶かして飲むので摂取しやすくなります。