英国人が指摘する、日本人サラリーマンの「木を見て森を見ず」体質
ここがヘンだよ、日本のサラリーマン⑤:外国の日系企業で働く、現地人サラリーマンの場合
■「Can’t see the wood for the trees」
大事な資料は、どんなフォーマットで細かく文章が書かれていても、全てちゃんと読むという前提が、イギリスではあまり成り立っていないのかも知れない。或いは、日本人サラリーマン社会から見れば、こうした前提が成り立った上で回っていくのが、仕事というものかも知れない。
日本語で、「木を見て森を見ず」という表現があるが、イギリス英語で「Can’t see the wood for the trees」という、全く同じ意味を持つ表現がある。この表現を使って、日本人サラリーマンのヘンな点を語ってくれたジョンソンさんだが、最後はポジティブなコメントを残した。
「シャイな性格の人が多いのか、馴染むのに時間がかかる人をよく見かけますが、ある程度の時間を一緒に過ごせば、みんな心を開いてくれるという印象です。日本人だって、仕事が終わってから同僚たちとビールを飲みに行き、談笑することはいつでも楽しいもの。何かと日本人独自のやり方というものがあるようですが、私は違いよりも自分たちとの共通点を大事にして、上手くやっていきたいと思っています」
ヘンなところに気付きながらも、あえて過剰に気にせずに、日本人サラリーマンと上手く付き合っている様子の、ジョンソンさん。彼と働く同僚たちは、いい同僚に恵まれている、と見ていいのだろうか。
【第6回】
※第6回は18日(火)より公開!
※第6回は18日(火)より公開!
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