秋の城攻め
外川淳の「城の搦め手」第72回
■富山城~小浜城
城を巡るにはこれから良い季節を迎える。
残暑のころから秋にかけて、私がかつて訪ねた城を立て続けに紹介したい。
北陸の銭湯への入浴を主目的とする旅へ。富山市内の銭湯へ向かう道すがらの撮影。
大手門の石垣の上に天守風建物を乗っけてしまうという無茶なアイテムであっても、夜景であれば、それなりの風情が演出される。
市内の銭湯入浴のため、特急で甲府へ往復。銭湯開業時間まで城内を散策する。
数年ぶりに攻めたところ、城門が再建されていた。
詳細は下記のアドレスまで。
http://www.pref.yamanashi.jp/maizou-bnk/index.html
その後、入浴した市内の温泉銭湯のご主人と1時間近く銭湯の現状と将来について意見交換。
岐阜での講演の前日、新装の本丸御殿を見学。
城の復元には慎重な基本姿勢ではあるが、伝統的技法の保存という意味合いもあることを実感させられる。
詳細は下記のアドレスまで。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
城の修理や再建を請け負う大手建設会社は、同業他社との合併によって社名変更。
歴史アナリストには、まったく無関係の話題のようだが、意外なところで、いろいろと考えさせられることがある。
主催する歴史探偵倶楽部の事前探査で立ち寄る。
この旅では、国吉城、後瀬山城、松ヶ瀬台場、田辺城、福知山城などを攻める。
小浜城の石垣は、直下の草が刈り取られ、探査しやすくなる。
天守再建が計画されるものの、住民の方の口ぶりでは実現性は低いらしい。