エリートと労働者層が混在。「母国」で語られた日本ラグビーの特異点
ラグビーW杯日本大会開幕まで1年を切った。ロンドンで行われた講演会より。
■RWC2019が来年9月20日に開幕
来年9月20日に開幕を迎える日本開催のラグビー・ワールドカップ関連のイベントが、ラグビーの母国イングランドはロンドンで行われた。会場となったのは、ロンドン大学の、School of Oriental and African Studies (SOAS:東洋アフリカ学院) 。英国随一の日本関連研究実績を持ち、この日の講演会のテーマは、「日本ラグビーの歴史」。トゥイッケナム競技場内に併設されているワールド・ラグビー・ミュージアムの館長である、フィル・マクゴーワン氏を始め、ラグビー界の多くの著名人をゲストスピーカーとして、講演会が行われた。
講演会の内容は、1874年に横浜で開催された日本で最初のラグビーの試合に始まり、慶応義塾大学からスタートした大学ラグビーが今も日本のラグビー文化に重要な地位を占めている背景や、現在日本国内ラグビーの最高峰であるトップリーグの独自性など、広くに及んだ。