上原浩治に聞く Q.１３ 感情を出さないほうがいいと言われますが、どう思いますか？
プレッシャーのかかる場面で投げる上原投手だからこそ感じる「発散」の必要性
自分なりの発散方法を見つける
――なるほど。
ただ、これも前回話したように、感情を溜め込むことはやっぱりよくないだろうな、と思いますけどね。マウンドで出さなくても、どこかで出さないとそれがいつかマイナスに作用してしまうんじゃないかな、と。
みなさんもそれぞれの発散の仕方というものを見つければ、すごくいいと思いますよ。スポーツをやるのも発散のひとつだと思うし、スポーツ鑑賞だったり、好きなものを見るっていうこともひとつだと思う。ボーリングに行ったり、カラオケ行ったり、いろいろあると思うんで。
――自分なりの感情を出す場所をつくる、ということですね。
そうですね。とはいえ僕も、振り返ってみればそういうメリットがあるんじゃないかな、と思っているだけで、リセットするためにあえて発散しよう、と思っているわけではないですよ。
まず大事なことは試合に集中することで、集中しているからこそ、感情が自然と出てくる。
だから自分の感情を自然に発散できるものはなにか、それを考えてから発散できる場所を探すのがいいんじゃないですかね。
それこそ前回の切り替えの話しと同じになりますけど、いいパフォーマンスをするためにはこれは有効だと思っています。
――なるほど。ちなみにネット上で「発散」されている方もいると思います。あまり言い過ぎると上原さんにもご迷惑がかかってしまいますが……。
はははは。それ、結構僕も経験していますね（笑）。
とはいえ、応援してくれているからこそ、批判があるのだと思うので……でもやっぱり、発散方法を見つけるときは他の人に迷惑をかけないものでお願いします（笑）。
明日の第十五回の質問は「Q.1４ 最近あった面白いエピソードを教えてください！」です！
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