ラグビー日本代表とオールブラックスの差はどこにある?
「ラグビーのオモロイ観方」第1回
来年はW杯日本開催もあるし、何かと気になるラグビー。でも観方がいまひとつわからない!そんなあなたにおくる連載企画。前回W杯南アフリカ戦を観てラグビーにプチハマりしたものの、その後が続かず。もう一度しっかりラグビーを知りたいというライター福田のもとに先生があらわれた――。
■ニュージーランドが強すぎる!
福田 はぁ〜、やっと久しぶりの休みだ〜。ゆっくりテレビを観るのも何週間ぶりだろ。お、ラグビーの日本対ニュージーランド戦? 五郎丸ブームのときはちょっと観てたけど、やっぱりわからないことが多いんだよなあ。
大西 …何がわかりませんか?
福田 びっくりした!! えっ? あなたは誰ですか!?
大西 はじめまして。僕は大西将太郎といいます。2007年フランスW杯にも出場し、日本の連敗記録※1を止めた立役者として有名です。
福田 えっ自分で有名って言っちゃった! でもすごい。何でそんな人がこんなところに? あっ、もう試合終了か。えっ39対61! 結構点入れられたなあ。
大西 まぁ、ニュージーランドは世界一強いチームですからね。こんなもんですよ。
福田 ユニフォームが黒いから、“オールブラックス”って言うんですよね。素朴なギモンなんですけど、ニュージーランドって何でラグビーがこんなに強いんですか?
大西 ニュージーランドにとって、ラグビーは国技。何よりもラグビーというスポーツが文化として、国に根付いているんです。昔の日本の野球にあたるスポーツが、ここではラグビーと考えるとわかりやすいでしょう。ちなみにオールブラックスのキャプテンは、ニュージーランドの首相よりも有名と言われているんですよ。
福田 そんなにラグビー選手の知名度は高いんですね。じゃあ、日本全国に野球場があるように、ニュージーランドもいたるところにラグビー場があるんですか?
大西 そうですね。やっぱり芝生がいっぱいあって、ボールさえあればどこでもできる環境ですね。
福田 ぼくらが草野球をする感覚でラグビーをしているんですね。
大西 地域のクラブもたくさんあって、小学生の頃からラグビーに親しんでいます。
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