日本のビジネスマンは「数字」に弱すぎる。外食産業で大儲けした男の指摘
あらゆるチャンスに数字をもちだして、これを活用せよ
■数字は世界共通語だ
数字は万国共通語である。どこの国の人間にも数字は通用する。
そのことを日本人は忘れているのではないだろうか。日本人は、日本語は世界に通用しないが、数字は世界中のどこでも通用することを、しっかりと心にきざみこみなおす必要があると、私は痛感している。
数字にはそのように説得力がある。
だから、人を説得するためには、大いに数字を活用することが大切である。
人の上に立つためにも、数字を使わなければならない。数字のもつ客観性こそが、人を説得するのである。
数字をあげない説得には客観性がなく、ともすればマスターベーションになる。
当人がいくらいいといっても、数字の裏づけのないものは、その当人のひとりよがりにすぎない。
これほど、客観性に裏打ちされた説得力をもつ数字を使えない人は、残念ながら、人の上に立つ資格はないし、これからの世界では生きていけない。
(『ビジネス脳のつくりかた』より構成)