【じごくにおちてもらいます】現代美術家・山本高之が、子どもたちの想像力とともにユニークな地獄をつくる『山本高之「どんなじごくへいくのかな」展』を2月8日より開催
公益財団法人 角川文化振興財団(所在地:東京都千代田区、理事長:川上量生、以下 角川文化振興財団)は、 「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」(館長:池上彰)の4Fエディット アンド アートギャラリーにて、2025年2月8日(土)~5月6日(火・祝)の期間、『山本高之「どんなじごくへいくのかな」展』を開催いたします。
■子どもたちが考え、生みだした「じごく」を通じて表現することの意味を考える
「因果応報」という言葉は、すべての出来事は何らかの原因によって生じた結果であると考える仏教の教え(因果律)から来ています。それゆえ死者が地獄へと堕ちるのも、現世での悪い行いの結果ということになります。
山本高之の《どんなじごくへいくのかな》は、江戸時代に流行した「地獄絵《熊野観心十界曼荼羅》」の鑑賞を通して、子どもたちにそうした考え方を伝え、自分の周りにいる地獄へ行くべき人、そしてその人が行くべき地獄について考えさせることから生まれた作品です。12人の子どもたちが取り組んだ12の地獄の造形と、その地獄について子どもたち自身が語る映像で構成されています。
「えーっ、そんなことで地獄へ行っちゃうの?」と思わず笑ってしまいそうなユーモア溢れる作品としての側面も持っていますが、大人から見ればたわいのない出来事が、子どもたちにとってはとても大きなことであることを体感し、子どもの世界への理解を促す作品でもあります。
また、自分の中にあるどうしようもないネガティブな感情が、表現を通して昇華し、別のものへと変化していく「表現行為の意味」について考えさせてもくれます。子どもたちは、山本高之との対話を通して、自分が抱いた不快感の原因を掘り下げ、堕ちるべき地獄の有り様を考えることを通して、自分自身の感情を別の次元へと飛躍させていると言うことができます。自らの感情を出発点としながら、そこから創造のプロセスを経ることによって、感情が別のものへと生まれ変わる可能性を見せてくれる本作品は、現代社会における創造的表現の意味や価値について考えさせてくれるものです。
●山本高之プロフィール
小学校の教員免許を持ち、その経験をもとに、子どもたちとワークショップ型の活動を行いながら「なにかを知る」という体験を探求する作家。コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2016年)参加。国際芸術祭あいち(2022年)ではラーニング・キュレーターを務めた。
山本高之
【展覧会概要】
展示タイトル:山本高之「どんなじごくへいくのかな」展
英語タイトル:Takayuki Yamamoto ”New Hell, What Kind of Hell Will We Go to?”
会場:角川武蔵野ミュージアム 4F エディット アンド アートギャラリー
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
会期:2025年2月8日(土)~2025年5月6日(火・祝)
休館日:毎週火曜日(2月11日(火)、4月29日(火)、5月6日(火)は開館)
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)
展覧会公式サイト:https://kadcul.com/event/214
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料
※本展覧会の他、当館のスタンダードチケットエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式サイトでご確認ください。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は公式サイトでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
令和6年度 文化庁 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業
■「角川武蔵野ミュージアム」について
(C)角川武蔵野ミュージアム
(C)角川武蔵野ミュージアム
図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設(館長:池上彰)。
初代館長の松岡正剛氏が世界を読み解く9つの文脈に沿って独自の配架をした「ブックストリート」、博物学者の荒俣宏氏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、「本と遊び、本と交わる」をテーマにした「本棚劇場」、これら「エディットタウン」は当館のメインエリアです。本棚劇場では、360度を取り囲む高さ8mの巨大本棚にプロジェクションマッピングが映し出されます。
また、マンガや多数の出版社のライトノベルが並ぶ「マンガ・ラノベ図書館」や、企画展が開催される「グランドギャラリー」など、松岡氏が提唱した「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」として、様々な「まぜまぜ」を提供します。
建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏。
公式サイト:https://kadcul.com/
X(旧twitter):https://x.com/Kadokawa_Museum
Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum
Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum
一般の方からのお問い合わせ:0570-017-396(受付時間:10:00-18:00)
■角川文化振興財団について
角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/
公益財団法人 角川文化振興財団
角川書店の創業者であり、国文学者・俳人としても著名であった角川源義の遺志に基づき創設。2020年11月6日に図書館・美術館・博物館を中心とした複合文化施設「角川武蔵野ミュージアム」を所沢市にオープン。文化・芸術の振興及び活気ある個性豊かな地域社会の発展に貢献することを目的として建設されました。 武蔵野・所沢の地を新たな拠点として、日本文化の振興に寄与する機関であることを願い活動しております。
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■子どもたちが考え、生みだした「じごく」を通じて表現することの意味を考える
「因果応報」という言葉は、すべての出来事は何らかの原因によって生じた結果であると考える仏教の教え(因果律)から来ています。それゆえ死者が地獄へと堕ちるのも、現世での悪い行いの結果ということになります。
山本高之の《どんなじごくへいくのかな》は、江戸時代に流行した「地獄絵《熊野観心十界曼荼羅》」の鑑賞を通して、子どもたちにそうした考え方を伝え、自分の周りにいる地獄へ行くべき人、そしてその人が行くべき地獄について考えさせることから生まれた作品です。12人の子どもたちが取り組んだ12の地獄の造形と、その地獄について子どもたち自身が語る映像で構成されています。
「えーっ、そんなことで地獄へ行っちゃうの?」と思わず笑ってしまいそうなユーモア溢れる作品としての側面も持っていますが、大人から見ればたわいのない出来事が、子どもたちにとってはとても大きなことであることを体感し、子どもの世界への理解を促す作品でもあります。
また、自分の中にあるどうしようもないネガティブな感情が、表現を通して昇華し、別のものへと変化していく「表現行為の意味」について考えさせてもくれます。子どもたちは、山本高之との対話を通して、自分が抱いた不快感の原因を掘り下げ、堕ちるべき地獄の有り様を考えることを通して、自分自身の感情を別の次元へと飛躍させていると言うことができます。自らの感情を出発点としながら、そこから創造のプロセスを経ることによって、感情が別のものへと生まれ変わる可能性を見せてくれる本作品は、現代社会における創造的表現の意味や価値について考えさせてくれるものです。
●山本高之プロフィール
小学校の教員免許を持ち、その経験をもとに、子どもたちとワークショップ型の活動を行いながら「なにかを知る」という体験を探求する作家。コチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2016年)参加。国際芸術祭あいち(2022年)ではラーニング・キュレーターを務めた。
山本高之
【展覧会概要】
展示タイトル:山本高之「どんなじごくへいくのかな」展
英語タイトル:Takayuki Yamamoto ”New Hell, What Kind of Hell Will We Go to?”
会場:角川武蔵野ミュージアム 4F エディット アンド アートギャラリー
住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内
会期:2025年2月8日(土)~2025年5月6日(火・祝)
休館日:毎週火曜日(2月11日(火)、4月29日(火)、5月6日(火)は開館)
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)
展覧会公式サイト:https://kadcul.com/event/214
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料
※本展覧会の他、当館のスタンダードチケットエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式サイトでご確認ください。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は公式サイトでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
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■「角川武蔵野ミュージアム」について
(C)角川武蔵野ミュージアム
(C)角川武蔵野ミュージアム
図書館、美術館、博物館が融合した文化複合施設(館長:池上彰)。
初代館長の松岡正剛氏が世界を読み解く9つの文脈に沿って独自の配架をした「ブックストリート」、博物学者の荒俣宏氏が監修する「荒俣ワンダー秘宝館」、「本と遊び、本と交わる」をテーマにした「本棚劇場」、これら「エディットタウン」は当館のメインエリアです。本棚劇場では、360度を取り囲む高さ8mの巨大本棚にプロジェクションマッピングが映し出されます。
また、マンガや多数の出版社のライトノベルが並ぶ「マンガ・ラノベ図書館」や、企画展が開催される「グランドギャラリー」など、松岡氏が提唱した「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」として、様々な「まぜまぜ」を提供します。
建築デザイン監修は隈研吾氏、アート部門ディレクターは神野真吾氏。
公式サイト:https://kadcul.com/
X(旧twitter):https://x.com/Kadokawa_Museum
Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_culture_museum
Facebook:https://www.facebook.com/kadokawaculturemuseum
一般の方からのお問い合わせ:0570-017-396(受付時間:10:00-18:00)
■角川文化振興財団について
角川文化振興財団は「わが国の文化の振興に寄与する」という財団の設立目的実現のために、文芸の成果に対する授賞、文芸に関する出版、文芸の研究や著述の刊行への助成、映画芸術振興に関する助成、また文芸・映画資料の収集・保存・展示等、様々な事業を行っております。
公式サイト:http://www.kadokawa-zaidan.or.jp/
公益財団法人 角川文化振興財団
角川書店の創業者であり、国文学者・俳人としても著名であった角川源義の遺志に基づき創設。2020年11月6日に図書館・美術館・博物館を中心とした複合文化施設「角川武蔵野ミュージアム」を所沢市にオープン。文化・芸術の振興及び活気ある個性豊かな地域社会の発展に貢献することを目的として建設されました。 武蔵野・所沢の地を新たな拠点として、日本文化の振興に寄与する機関であることを願い活動しております。
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