【1/15はイチゴの日!約120年の歴史を誇るいちご栽培のはじまりの地・静岡市・久能山】20軒以上もの農園が連なる「久能街道・いちご海岸通り」で「石垣いちご」のいちご狩りが1月中旬より本格スタート
「石垣いちご」の品種や美味しいいちごの見分け方&狩り方・食べ方を紹介| パフェやジェラートなど「久能街道・いちご海岸通り」で楽しめるいちごスイーツ
静岡市駿河区、清水区の「久能街道・いちご海岸通り」にて1月より「石垣いちご」のいちご狩りが開始します。「石垣いちご」とは、石垣の隙間にいちごの苗を植えて育てる、この久能地区独特の栽培方法です。駿河湾に面した「久能いちご海岸通り」と呼ばれる地域では、20軒以上ものいちご農園が軒を連ね、5月上旬頃までいちご狩りを楽しむことができます。また、とれたての「石垣いちご」をたっぷりと使用したパフェやジェラートなどの「いちごスイーツ」もご紹介します。
◆「石垣いちご」概要
「石垣いちご」とは、石垣を積み上げ、その中の土で栽培する栽培方法のことです。いちごの栽培方法は通常、畑にそのまま植える「土耕栽培」か、プランターのようなものに植えて高い位置で栽培する「高設栽培」が多いです。
駿河湾に面した久能地区は、海沿いでひらけているため、斜面に沿って植えられたいちごが、たっぷりと太陽の光を浴びることができます。また、海から反射した光も加わり、その熱が石垣に保温されることで、夜も暖房の役割を果たしてくれる、自然の力を活かした環境にやさしい持続可能な栽培方法です。さらに、石垣での栽培は水はけも良いので、うまみが凝縮されたいちごに育ちます。
◆ 120年を誇る「石垣いちご」の歴史
石垣いちご栽培のはじまりは諸説ありますが、約120年前、明治29年(1896年)に、久能山東照宮の宮司がアメリカの領事館にいた人からいちごの苗を譲り受けて、東照宮に仕えていた川島常吉氏に託したことがはじまりと言われています。
当時はまだビニールハウスもなかった頃ですが、川島常吉氏はその苗を庭の石垣に植えたところ、海沿いの温暖な気候と石の保温効果により、冬場にも関わらずいちごが実をつけたそうです。この効果を応用し、今も「久能街道・いちご海岸通り」では「石垣いちご」を生産しています。
◆ なぜ「石垣」で栽培をするのか?
いちごのハウス内の最適温度は、夜間が10度前後、日中は日光を浴びて光合成するため、23度前後と言われています。その日中の光合成で作られたブドウ糖が葉を伝ってデンプンとなり、ショ糖などに変わっていちごの甘さとなります。
そのため通常、いちごは寒くなりすぎないよう暖房を焚き、効率よく光合成させるため、二酸化炭素(炭酸ガス)を人工的にハウス内に発生させて育てます。一方で、「石垣いちご」は、久能地区の温暖な気候、駿河湾に面した豊富な日光を活かし、石垣に使用しているコンクリートが日光の熱を蓄積するため、夜も暖房を焚かず、石垣の熱だけで甘いいちごが育ちます。暖房を焚かないので、環境にも優しく、明治時代から伝わる“持続可能な”栽培方法です。
◆ 美味しいいちごの見分け方&狩り方・食べ方
いちご狩りは、一番美味しく味わえる1~2月頃の午前中がおすすめです。ビニールハウスのため、午後になると気温が上がるので、いちごの温度が少し温かくなってしまうからです。
◆美味しいいちごの見分け方
ヘタの近くまで色づいているもの。また、ヘタが反り返っていたら、完熟の証拠です。
◆いちごの狩り方・食べ方
90度曲げ少しひねるポロっと取れます。取れにくい場合は、枝(茎)を持って、少し引っ張ってみてください。先端の方が甘いので、へたの方から食べるのがおすすめです。
◆久能街道・いちご海岸通りの「石垣いちご狩り」 概要
◆期 間 2025年5月上旬まで ※店舗や生育状況などにより変動あり
◆場 所 静岡市駿河区・清水区 国道150号《いちご海岸通り》沿い、
久能街道沿い
◆アクセス 自動車:
東名高速道路・日本平久能山スマートICから約6km(約10分)
静岡ICから約9 km(約15分)、清水ICから約13km(約22分)
バ ス:
静岡駅北口バスターミナル4番・8番乗り場「しずてつジャストライン」(約45分)
東大谷行き終点「東大谷」乗り換え、 久能山下行き終点「久能山下」
◆料 金 大人(小学生以上) 2,000円~
※時期により金額が変動します。
※農園により、料金設定、時間、品種、サービス等が異なります。
◆問 合 せ 農園情報などは、直接農園へお問い合わせください。
市で把握する農園の一覧(ZRATTO!しずおか):
https://zratto.com/information/10000/
「石垣いちご」の品種と「久能街道・いちご海岸通り」で楽しめるいちごスイーツ
◆ 「石垣いちご」の代表的な品種・ブランド
◆紅ほっぺ
2002年に登場した現在の静岡県の主力品種です。「章姫」と「さちのか」の交配品種で、甘みと酸味のバランスが良く、ジューシーでコクがあり、香りがとても豊かです。果実の中まで赤く、ほっぺが落ちるほど美味しい事から「紅ほっぺ」と名付けられました。ケーキやタルトなどで、その色味の良さから業務用途で人気となったことも後押しして、年々ブランド力が高まり、県の生産量の約8割近くを占めます。
外観 :濃い紅。ヘタの付け根から大きく盛り上がる。
味わい :甘みを引き立てる適度な酸味があり、コクがある。
食感 :しっかりした歯応えがある。
出荷時期:11月末~
◆章姫
「静岡いちご」の代名詞として長年愛されてきたブランド。静岡市の萩原章弘さんが開発した、「女峰」と「久能早生」の交配品種です。酸味が少なく、上品な甘さは誰からも好かれる味で、みずみずしいおいしさは全国的にも知られるところ。観光いちご狩り園では、今も根強い人気で多くの方に親しまれています。
外観 :朱色がかった赤。すっきりとした円錐形。
味わい :酸味が少なく、みずみずしい。上品な甘さがある。
食感 :とても柔らかい。
出荷時期:11月下旬~
◆きらぴ香
17年の歳月をかけて2014年にデビューした新ブランド。
「プレミアムストロベリー」の名に恥じない宝石のようにキラキラとした「輝き」、品の良い「甘み」とフルーティーな「香り」、みずみずしくなめらかな口当たりが特徴です。静岡でのみ生産される希少な品種です。
外観 :鮮やかな赤。キラキラ輝くつやがある円錐形。
味わい :かすかな酸味、品の良い甘み、フルーティーな香りがある。
食感 :みずみずしくなめらか。
出荷時期:11月上旬~
◆ 「久能いちご海岸通り」で楽しめるいちごスイーツ
◆久能山白いちごパフェプレート(2,300円)
石垣で栽培された「白いちご」「章姫」「紅ほっぺ」の3種類のいちごが楽しめる贅沢なパフェプレートです。※数量限定、なくなり次第終了
店舗住所:早川農園&cafeいちご畑
(静岡市駿河区根古屋39)
営業時間:9:00~16:00
(最新情報: https://www.instagram.com/ichigo.hayakawa_nouen/ )
◆石垣いちご ジェラート
(サイズによって値段変動)
自家栽培の石垣いちごと厳選されたミルクを用い、原料から作られたこだわりのジェラートです。
店舗住所:スウィートメッセージやまろく(静岡県静岡市清水区増140-2)
営業時間:10:00~18:00 毎週火曜日定休(祝・祭日は除く)
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静岡市駿河区、清水区の「久能街道・いちご海岸通り」にて1月より「石垣いちご」のいちご狩りが開始します。「石垣いちご」とは、石垣の隙間にいちごの苗を植えて育てる、この久能地区独特の栽培方法です。駿河湾に面した「久能いちご海岸通り」と呼ばれる地域では、20軒以上ものいちご農園が軒を連ね、5月上旬頃までいちご狩りを楽しむことができます。また、とれたての「石垣いちご」をたっぷりと使用したパフェやジェラートなどの「いちごスイーツ」もご紹介します。
◆「石垣いちご」概要
「石垣いちご」とは、石垣を積み上げ、その中の土で栽培する栽培方法のことです。いちごの栽培方法は通常、畑にそのまま植える「土耕栽培」か、プランターのようなものに植えて高い位置で栽培する「高設栽培」が多いです。
駿河湾に面した久能地区は、海沿いでひらけているため、斜面に沿って植えられたいちごが、たっぷりと太陽の光を浴びることができます。また、海から反射した光も加わり、その熱が石垣に保温されることで、夜も暖房の役割を果たしてくれる、自然の力を活かした環境にやさしい持続可能な栽培方法です。さらに、石垣での栽培は水はけも良いので、うまみが凝縮されたいちごに育ちます。
◆ 120年を誇る「石垣いちご」の歴史
石垣いちご栽培のはじまりは諸説ありますが、約120年前、明治29年(1896年)に、久能山東照宮の宮司がアメリカの領事館にいた人からいちごの苗を譲り受けて、東照宮に仕えていた川島常吉氏に託したことがはじまりと言われています。
当時はまだビニールハウスもなかった頃ですが、川島常吉氏はその苗を庭の石垣に植えたところ、海沿いの温暖な気候と石の保温効果により、冬場にも関わらずいちごが実をつけたそうです。この効果を応用し、今も「久能街道・いちご海岸通り」では「石垣いちご」を生産しています。
◆ なぜ「石垣」で栽培をするのか?
いちごのハウス内の最適温度は、夜間が10度前後、日中は日光を浴びて光合成するため、23度前後と言われています。その日中の光合成で作られたブドウ糖が葉を伝ってデンプンとなり、ショ糖などに変わっていちごの甘さとなります。
そのため通常、いちごは寒くなりすぎないよう暖房を焚き、効率よく光合成させるため、二酸化炭素(炭酸ガス)を人工的にハウス内に発生させて育てます。一方で、「石垣いちご」は、久能地区の温暖な気候、駿河湾に面した豊富な日光を活かし、石垣に使用しているコンクリートが日光の熱を蓄積するため、夜も暖房を焚かず、石垣の熱だけで甘いいちごが育ちます。暖房を焚かないので、環境にも優しく、明治時代から伝わる“持続可能な”栽培方法です。
◆ 美味しいいちごの見分け方&狩り方・食べ方
いちご狩りは、一番美味しく味わえる1~2月頃の午前中がおすすめです。ビニールハウスのため、午後になると気温が上がるので、いちごの温度が少し温かくなってしまうからです。
◆美味しいいちごの見分け方
ヘタの近くまで色づいているもの。また、ヘタが反り返っていたら、完熟の証拠です。
◆いちごの狩り方・食べ方
90度曲げ少しひねるポロっと取れます。取れにくい場合は、枝(茎)を持って、少し引っ張ってみてください。先端の方が甘いので、へたの方から食べるのがおすすめです。
◆久能街道・いちご海岸通りの「石垣いちご狩り」 概要
◆期 間 2025年5月上旬まで ※店舗や生育状況などにより変動あり
◆場 所 静岡市駿河区・清水区 国道150号《いちご海岸通り》沿い、
久能街道沿い
◆アクセス 自動車:
東名高速道路・日本平久能山スマートICから約6km(約10分)
静岡ICから約9 km(約15分)、清水ICから約13km(約22分)
バ ス:
静岡駅北口バスターミナル4番・8番乗り場「しずてつジャストライン」(約45分)
東大谷行き終点「東大谷」乗り換え、 久能山下行き終点「久能山下」
◆料 金 大人(小学生以上) 2,000円~
※時期により金額が変動します。
※農園により、料金設定、時間、品種、サービス等が異なります。
◆問 合 せ 農園情報などは、直接農園へお問い合わせください。
市で把握する農園の一覧(ZRATTO!しずおか):
https://zratto.com/information/10000/
「石垣いちご」の品種と「久能街道・いちご海岸通り」で楽しめるいちごスイーツ
◆ 「石垣いちご」の代表的な品種・ブランド
◆紅ほっぺ
2002年に登場した現在の静岡県の主力品種です。「章姫」と「さちのか」の交配品種で、甘みと酸味のバランスが良く、ジューシーでコクがあり、香りがとても豊かです。果実の中まで赤く、ほっぺが落ちるほど美味しい事から「紅ほっぺ」と名付けられました。ケーキやタルトなどで、その色味の良さから業務用途で人気となったことも後押しして、年々ブランド力が高まり、県の生産量の約8割近くを占めます。
外観 :濃い紅。ヘタの付け根から大きく盛り上がる。
味わい :甘みを引き立てる適度な酸味があり、コクがある。
食感 :しっかりした歯応えがある。
出荷時期:11月末~
◆章姫
「静岡いちご」の代名詞として長年愛されてきたブランド。静岡市の萩原章弘さんが開発した、「女峰」と「久能早生」の交配品種です。酸味が少なく、上品な甘さは誰からも好かれる味で、みずみずしいおいしさは全国的にも知られるところ。観光いちご狩り園では、今も根強い人気で多くの方に親しまれています。
外観 :朱色がかった赤。すっきりとした円錐形。
味わい :酸味が少なく、みずみずしい。上品な甘さがある。
食感 :とても柔らかい。
出荷時期:11月下旬~
◆きらぴ香
17年の歳月をかけて2014年にデビューした新ブランド。
「プレミアムストロベリー」の名に恥じない宝石のようにキラキラとした「輝き」、品の良い「甘み」とフルーティーな「香り」、みずみずしくなめらかな口当たりが特徴です。静岡でのみ生産される希少な品種です。
外観 :鮮やかな赤。キラキラ輝くつやがある円錐形。
味わい :かすかな酸味、品の良い甘み、フルーティーな香りがある。
食感 :みずみずしくなめらか。
出荷時期:11月上旬~
◆ 「久能いちご海岸通り」で楽しめるいちごスイーツ
◆久能山白いちごパフェプレート(2,300円)
石垣で栽培された「白いちご」「章姫」「紅ほっぺ」の3種類のいちごが楽しめる贅沢なパフェプレートです。※数量限定、なくなり次第終了
店舗住所:早川農園&cafeいちご畑
(静岡市駿河区根古屋39)
営業時間:9:00~16:00
(最新情報: https://www.instagram.com/ichigo.hayakawa_nouen/ )
◆石垣いちご ジェラート
(サイズによって値段変動)
自家栽培の石垣いちごと厳選されたミルクを用い、原料から作られたこだわりのジェラートです。
店舗住所:スウィートメッセージやまろく(静岡県静岡市清水区増140-2)
営業時間:10:00~18:00 毎週火曜日定休(祝・祭日は除く)
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