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泉大津市が滋賀県野洲市と農業連携協定を締結

~農業を通じた生産地と消費地の新たな連携創出へ~


(写真左から泉大津市・南出賢一市長、野洲市・櫻本直樹市長、JAレーク滋賀・木村代表理事理事長)

泉大津市(市長:南出賢一)と滋賀県野洲市(市長:櫻本直樹)は、令和7年3月28日に「農業を通じた連携による持続可能なまちづくり」など4項目にわたる農業連携協定を締結しました。
泉大津市では、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」の観点から、日本人の主食である米を中心とした農作物等を、国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」(以下、「食糧確保構想」)を策定。今年度、本構想の実現に向けた連携先となる自治体を募集し、同市との協定締結に至りました。
同市とは、平成21年から広域ネットワーク型災害協定で連携しており、本市が掲げる食糧確保構想と、同市の農業振興に向けた方針(米の安定した販路の確保や、有機栽培米の取組みの推進)が合致したことから、今回の農業連携協定の締結に結びつきました。
具体的な連携として、まずは野洲市で令和7年秋に収穫される有機栽培米を9t購入し、市内の学校給食で提供するところから連携をスタートする予定です。今後、今回の協定締結をきっかけに、食と農を通じて両地域の課題解決に繋がる取組みの創出を図っていきます。

【農業連携協定における連携取組事項】
⑴ 農業を通じた連携による持続可能なまちづくりに関すること
⑵ 環境保全型農業の実現に関すること
⑶ 資源循環型農業の実現に関すること
⑷ 農業を通じた連携による交流・関係人口の創出に関すること

両者コメント
【泉大津市・南出市長】
広域ネットワーク型災害協定で共に取り組んできた野洲市様と、新たに農業連携を締結できることを嬉しく思います。泉大津市では、“令和の米騒動”が起こる前から米不足を想定し、全国各地の生産地との農業連携を進めてきました。連携先とは、単に売る・買うだけの関係ではなく、「誰が作って、誰が食べているのか」といったように、お互いの顔が見え、双方に安心感やモチベーションが生まれるような関係性の構築を目指しています。今回、野洲市様から、生産者様の想いが込められた素晴らしいお米を購入させていただきます。これをきっかけに、食と農をフックとした連携を継続していくことで、双方の地域の発展につながっていくことを期待しています。

【野洲市・櫻本市長】
この度、泉大津市様と農業連携協定を締結できることを、心より嬉しく思っております。泉大津市様との農業連携協定は、お米の安定した販路の確保、有機栽培米や環境に配慮した栽培の推進に資するものであり、生産者の経営安定、担い手の確保・育成といった本市の課題解決に向けて、持続可能で発展性のある農業を次世代に引き継いでいくための、非常に有意義な協定であると考えております。また、泉大津市にお住まいの方々に「野洲市のお米っておいしいね。」と言っていただけることを楽しみにするとともに、もしそのようなお声をいただけたら、きっと、生産者のみなさまへの大きな声援になることと期待しています。

(参考)泉大津市の「食」に関する主な取組み
1.安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想
令和5年3月に策定。生産地との「共存共生の関係性」による独自の食糧サプライチェーン構築を目指した構想。農地の少ない泉大津市は、将来的な不測の事態が発生した際に市民の暮らしを守れるだけの安定的な食糧確保が困難である一方、生産地では、農業従事者の減少・高齢化、農地面積の減少といった状況が続いており、食糧生産基盤の強化が喫緊の課題となっている。給食など一定の食糧需要がある都市部の自治体と生産地の自治体が相互のリソースを活用し、泉大津市にとっては食糧の安定的な確保を、生産地にとっては生産者の所得安定や休耕地の活用、新たな担い手確保など、それぞれの課題を補完できるような連携を創出しながら、「市民の健康増進」及び「食料危機への備え」に取り組む。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/seisaku/seisakusuisin/syokuryokakuhokousou/syokuryokakuhokousou_sakutei.html

2.小・中学校で提供する全てのお米を全国の農業連携先から調達令和5年4月から小・中学校の学校給食における全ての米を、農業連携先の自治体で無農薬又は減農薬の農法で生産された玄米に変更。(これまで全国の9自治体と農業連携協定を締結)
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/hishokoho/houdou/r05houdouteikyoukiji/10644.html

また、東洋ライス株式会社と連携し、独自の精米加工技術により、
農業連携先の各産地の高品質な玄米の栄養を多く残したまま、美味しく消化性に優れた「金芽米(きんめまい)」として子どもたちに提供。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/koushitsu/senryaku/ppp_torikumi/toyrice/9834.html






3.ときめき給食 ~学校給食にオーガニック食材や発酵食品~令和4年4月から「ときめき給食」をスタート。発酵食品やオーガ
ニック食材、旬の食材など、季節を感じられるいつもとは違う特別な給食を毎月2回提供。食育を通じて、こどもたちの健康な体づくりに取り組んでいる。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kyoikuiinkai/kyoikusomu/tantougyoumu/shokuiku/8522.html






4.マタニティ応援プロジェクト令和5年4月から東洋ライス株式会社と連携し、妊婦の健康増進を目的としたプロジェクトを実施。市内の妊婦を対象に妊娠届提出の翌月から出産予定月まで毎月10kgの「金芽米(きんめまい)」をプレゼント。
プロジェクト開始からこれまで1,000名以上のマタニティが参加。
効果検証により、妊娠期における金芽米の摂取が、新生児の体重増加と妊産婦の体調管理に有益である可能性が確認された。
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kenko/kosodateouen/osirase/10620.html





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