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【ミャンマー地震】日本から医師・看護師を含む緊急支援チームが出発

医療支援や物資支援などを視野に、あらゆる可能性を模索

日本の国際NGO「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町、以下ピースウィンズ)」は、3月28日にミャンマー中部で起きたマグニチュード7.7の大地震での被害を受け、運営する災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"」からプロジェクトリーダー稲葉医師、看護師3名らを含む計7名の緊急支援チームが出発します。

出発のため、広島県にある神石高原町から空港に到着した緊急支援チーム(2025年3月31日 岡山空港)

3月28日に発生したミャンマー中部を震源地とするマグニチュード7.7の大地震による死者は1700人にのぼり、負傷者3400人、行方不明者は300人を超える、未曾有の災害となっています(3月30日現在)。
この事態を受け、ピースウィンズは日本から医師・看護師・調整員を含めた緊急支援チームの派遣を決定。本日夜の便で隣国タイに向けて出発しました。

ミャンマー地震 緊急支援について国内外関係者との調整会議を実施。出動に向けた最終調整を確認するプロジェクトリーダー稲葉医師(2025年3月31日 広島県神石高原町)

死者1700人、負傷者は3400人に。マンダレーではM7.7の地震後も余震が続く

地震により全域でインフラも損壊。停電の影響で市内は断水状態で、飲料水および生活用水の確保も困難な状況だという(3月31日マンダレー市内)

もっとも大きな被害を受けたミャンマー第二の都市マンダレーでは、家屋だけでなく、大きなビルや学校などの建物も次々と崩壊し、現地では閉じ込められている人たちの捜索救助活動が続けられる一方で、火災なども発生。一部病院などは機能不全に陥っていることも報告されています。

地震で建物が崩落すると同時に、一部地域では火災なども発生。学校や病院などが被害を受けたという(3月31日マンダレー市内)

また、空港をはじめ、周辺の道路やインフラも地震で破壊され、電気や通信も遮断。さらに30日にもマグニチュード5.1の地震が発生するなど断続的に余震が続いている状況です。
あらゆる可能性を模索し、緊急支援チームは隣国タイで待機
ミャンマーは、2021年2月以降、情勢不安が著しく悪化しており、国内で多くの人びとが避難を強いられています。UNHCRによると、国内で推定300万人以上が国内避難民となり、なかでも今回の被災地の中西部にはおよそ160万人以上の国内避難民が生活していました。

市内の多くの建物は崩壊。住家のほとんども壁などにヒビなどが入り、倒壊する不安から被災者は路上に避難し生活している(3月31日マンダレー市内)

そうした状況下で起きた今回の大規模震災は、マンダレーの住民を含め、特に脆弱な立場にある人びとの生活をさらに圧迫し、人道危機はより深刻な状況になることが予想されています。
ピースウィンズは発災直後から調査を開始し、並行して医師、看護師、調整員を含めた緊急支援チームを編成。ミャンマーは現在、情勢不安の影響で現地入りするにはさまざまな調整が必要なため、日本やミャンマーの関係各所と連絡を取りながら、医療支援や物資支援などを視野に、あらゆる可能性を模索しています。
一秒でも早く、一人でも多く命を救うために、第一陣はまず隣国タイに入り待機。準備が整い、現地入りの許可がおり次第、被災地に向かう予定です。
●ご寄付について
皆様からいただいたご寄付は、ミャンマーでの地震により被害を受けた現地の被災地・被災者支援活動のために大切に使わせていただきます。

▶ピースウィンズの緊急支援活動へのご寄付はこちらから
https://lp.peace-winds.org/support_myanmar_earthquake

▶クラウドファンディングサイト「Yahoo!ネット募金 」からのご寄付はこちらから
https://donation.yahoo.co.jp/detail/925086

▶クラウドファンディングサイト「READYFOR」からのご寄付はこちらから
https://readyfor.jp/projects/myanmar-earthquake

▶クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」からのご寄付はこちらから
https://camp-fire.jp/projects/841459/view

◆HP、SNSでも随時情報を発信しています
ピースウィンズ・ジャパンHP: https://peace-winds.org
Twitter:https://twitter.com/PeaceWindsJapan
Facebook:https://www.facebook.com/PWJPublicRelations
Instagram:https://www.instagram.com/peacewindsjapan

空飛ぶ捜索医療団“ARROWS“ 
X(Twitter):https://x.com/ARROWS36899898
Facebook:https://www.facebook.com/ARROWS2019
Instagram:https://www.instagram.com/arrows.red2019/

◆特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンについて
ピースウィンズ ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発の国際協力NGOで、大西健丞により1996年に設立されました。これまでに世界41の国と地域で活動してきました。また、災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」の運営や地域活性化、犬の殺処分ゼロを目指した動物の保護・譲渡活動「ピースワンコ・ジャパン」など、社会課題の最前線で解決に全力を尽くす、ソーシャルイノベーション・プラットフォームとして挑戦を続けています。

代表理事兼統括責任者:大西 健丞
設立年月:1996年2月
所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F
東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動
団体URL :https://peace-winds.org/

◆空飛ぶ捜索医療団“ARROWS“について
空飛ぶ捜索医療団“ARROWS“とは、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(代表理事兼統括責任者:大西健丞、本部:広島県神石高原町)が運営する、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームが被災地に赴きます。東日本大震災以降、ほぼ全ての国内大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援してきました。
現場では自治体、病院、NPO、企業、さらに自衛隊・消防などとも連携を図り、発災直後の救助・救命活動から物資配布や避難所運営、中・長期的な復興のサポートまで必要な支援を最適な形で届けます。

団体URL:https://arrows.peace-winds.org/
所在地:〒720-1622 広島県神石高原町近田1161-2 2F
TEL:0847-89-0885(代)/ FAX:0847-82-2949
活動開始:2019年12月
プロジェクトリーダー:稲葉 基高(医師)
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