水原一平被告に大谷翔平への25.7億円の賠償&禁固4年9月の求刑〜米連邦地検
ロサンゼルスの連邦地検は23日(日本時間24日)ドジャース大谷翔平選手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)に対し、禁錮4年9月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1659万ドル(約25億7000万円)の賠償などを求刑した。
複数の米メディアが伝えた。
水原被告は昨年3月の開幕戦前にギャンブル依存症であるとチームの前で告白。
大谷の口座から不正にお金を盗んだことが発覚して契約解除となった。
裁判資料によると、同被告は2021年11月ごろから昨年3月にかけて違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために大谷の口座から約1659万ドルを盗み、胴元側に不正に送金していた。
連邦地検との司法取引に応じて罪を認めている。
この日、米メディア「アスレチック」は同被告が大谷になりすまして銀行員と電話し、20万ドル(約3100万円)を不正に送金したやりとりの実際の音声を公開。
冒頭で銀行員から「この電話はどちら様ですか?」と問われると、同被告は即座に「ショーヘイ・オータニ」と返答した。
さらに、裁判資料では同被告が球団から支払われていた給料も判明。
大谷がエンゼルスに移籍した18年当初は8万ドル(約1240万円)だったが、22年から25万ドル(約3880万円)に上がり、大谷がドジャースに移籍した昨年は50万ドル(約7750万円)に倍増し、さらに大谷からも追加でお金をもらっていたという。2月6日に量刑が言い渡される。
文:BEST T!MES編集部