【訃報】「おもいッきりテレビ」みのもんたさんが80歳で死去。「日本で一番忙しい司会者」の最期
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軽妙な司会で人気のタレント・みのもんた(本名・御法川法男=みのりかわ・のりお)さんが死去した。80歳。東京都出身。
知人によると1日未明、家族に見守られて息を引き取ったという。
立教大卒業後、67年に文化放送に入社。1969年に「セイ!ヤング」の初代パーソナリティに抜てされ、ディスクジョッキーの先駆けとなり、深夜放送ブームをけん引した。 人事異動で営業職に移ることになった79年に文化放送を退社。
一方で父が経営する水道メーター製造・販売会社「ニッコク」に入社。
フジテレビから声がかかり、「プロ野球ニュース」の週末キャスターに。
フリーアナウンサーと会社員の二足のわらじをスタートさせ、ユーモアのあるナレーションが評判となり、1983年から同局の「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」のナレーションを担当した。
89年に日本テレビの生活情報番組「午後は○○おもいッきりテレビ」でコーナーの進行役から司会者へ。
主婦層を中心に人気が爆発し、長年にわたり高視聴率を保った。
その後05年からはTBSの朝の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」、07年から日本テレビ系のバラエティ番組「秘密のケンミンSHOW」の司会を務めた。
05年には「第56回NHK紅白歌合戦」の司会を務めた。
司会者として数多くの番組で活躍。最盛期には16本のレギュラー番組を抱え、「日本で一番忙しい司会者」と呼ばれた。
06年には、「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」として、ギネス世界記録に認定された。
2019年に国指定の難病であるパーキンソン病と診断。
20年3月末で13年間担当した「秘密のケンミンSHOW」の司会を勇退し、最近では「ニッコク」の会長として社業に取り組んでいた。
文:BEST T!MES編集部