あっさりだけど、うまみが凝縮。「ねぎま」鍋を缶詰で再現! |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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あっさりだけど、うまみが凝縮。「ねぎま」鍋を缶詰で再現!

極旨缶詰レシピ④

■いい出汁が出てます

 かつて、まぐろのトロが「脂っこくていけねえ」と不人気だった時代があった。人気がなければ需要は少ない。需要が少なければ値は下がるということで、トロは庶民にとって身近な存在だったという。今の時代からは考えられないことであります。

 で、庶民はそのトロをねぎと合わせて鍋にした。赤身ならば固く煮締まってしまうが、脂の多いトロなら柔らかく仕上がる。この“ねぎ”と“ま”ぐろを合わせた「ねぎま」鍋は、今でも東京・下町を代表する素朴な味で、そいつを缶詰で再現したのが今回の極旨レシピ。

 使うのは木の屋石巻水産の「まぐろの尾肉・油漬け」だ。尾肉はトロほど脂っこくないが、コラーゲンを多量に含んでいる。それを塩と野菜エキスを加えた綿実油で煮込んであるから、あっさりとした中にまぐろのうまみが凝縮されていてジューシー。あとはめんつゆだけで味が決まる時短メニューですぞ!

木の屋石巻水産 / まぐろの尾肉・油漬け 税込500円

 

RECIPE!!

①長ねぎは4cmに切る。春菊は食べよいサイズに切る
②鍋に缶汁(油)を入れて長ねぎを炒める。焦げ目が付いたらそうめんつゆ、まぐろ、春菊を入れてひと煮立ちさせれば缶成!

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黒川 勇人

くろかわ はやと

くろかわ・はやと/1966年福島県生まれ。日本缶詰協会公認の缶詰博士として様々なメディアで活躍中。世界50カ国・数千缶の缶詰を食している世界一の缶詰通。


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