【歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第71回】2024年から5000円札の新顔となる、津田梅子
歴史上の人物を四柱推命で鑑定! 第71回~津田梅子~
■新たな日本紙幣の顔は「津田梅子」は実は恋女子?
今回は、2024年から5000円札の新顔となる、津田梅子を四柱推命鑑定する。日本の女子教育の先駆者であり、津田塾大学の創始者である梅子。生涯独身を貫いた強い女性であるかと思いきや、傷つきやすくナイーブであるどころか、相当に惚れっぽい性格であることが明らかになった。
まずは、命式表の中で、自然界での役割を表す重要な場所、日柱の干支を読み解いていく。
○日柱の干支:「庚午」(かのえうま)
「庚(かのえ)」は自然界の物質に表すと鉄、「午(うま)」は季節で夏を意味することから、「庚午」は「夏の鉄」と解釈できる。灼熱の太陽に照り付けられる鉄。非常に熱いイメージだが、そのように、梅子は女子教育に対し非常に熱い思いを持っていたようだ。また、鉄のように頑固で強い精神を持っていたと予想される。
明治天皇は勅諭において華族の女子教育に関する2つの方針を明らかにしている。まず、科学理学は華族の女子が学ぶべきふさわしい科目ではないこと、第二に、華族の女子は他家に嫁いで夫に仕えて家をおさめることであるからそれを視野に入れて教育されるべきで、高尚な分野に重きがおかれるべきでなないことだ。6歳から11年にわたるアメリカ留学で女子が男子に混ざって学ぶ姿を見ていた梅子にとって、これは求めていた理想の教育と対極に位置した。そこで、遂に自分で学校を作るに至る。東京英学塾、後の津田塾大学だ。「男性と協同して対等に力を発揮できる女性」の育成を目指して一般女子の教育を始めるが、それまでの行儀作法を主体とする女子教育とは一線を画する、進歩的で自由なレベルの高い授業を展開した。単位を取得するのが難しく「女東大」の異名も付いたという。梅子が卒業生に英語で伝えた贈る言葉が肉声で残されている。「皆さんは多くの日本人女性よりも大きな機会に恵まれてきた。このことが皆さんに、そして周りの人たちに大きな意味を持ちますように。皆さんひとりひとりが光を見る目、永遠の真理を知る洞察力、憐れみと最も優しい慈悲に満ちた心、闇を照らす信仰を持ちますように」と。梅子の熱く強い信念が伝わる。
続いて、通変星、蔵干通変星から梅子の性格を読み解いていく。通変星、蔵干通変星をわかりやすく円グラフに表すと下記のようになる。
知性…様々な分野の知識が豊富で、何かを学ぶことに喜びを感じる。頭の回転が速く、物事を論理的に捉えることが上手
行動力…頭で考えるよりも行動で結果を出す。未知の分野に挑戦する意欲が強く、交渉力や営業力を磨けば成功できる
人脈…さりげない気配りができて誰とでも仲良くなれる。サービス精神が旺盛でコミュニケーション能力も高く人を動かせる。
自立心…他人に依存することなく、自分が信じた道を突き進む強い精神性。リーダーシップを発揮しフリーで活躍できる。
遊び心…楽しいことを企画する等、生活に遊びを取り入れることが自然とできる。芸術面の才能があり、表現力が豊富。