お肌ツヤツヤのもと・エストロゲンを減らさないコツと増やすコツ
女子40歳からの、身体美人化計画 第5回
■この時期にしておきたいストレス対策
花が咲き日差しは柔らかく暖かく、優しい幸せ感のある気候になってきましたね。いかがお過ごしでしょうか。しかしその幸せ感とは裏腹に、環境や人間関係の変化により、この時期はストレスを感じている人も多いかもしれません。
過剰なストレスは全ての人にとって負の要素ですが、妙齢女子の心身には特にこたえる代物。ストレスホルモンが分泌されると、女性ホルモンの生成がダイレクトに減るので、大人な私たちには血も凍るホラーです。ぜひストレス対策をしてください。
ストレスというものは心のストレスも、体のストレスも(運動は体のストレス)、脳の同じ場所で処理がされます。そのため日頃から運動をたくさんしている人は、脳のストレス処理機能もトレーニングがされているため、心のストレス処理も上手で、うつ病とは縁遠くなるのです。例えば、体育会系でうつ病の人を想像しにくいですよね。運動は一時的なストレス発散だけでなく、実際にストレスに強くなれます。
しかもストレスがなければ幸福感を感じやすく、その時に分泌される幸福ホルモン「セロトニン」には「抗重力作用」があり、重力によって下がる体を、上に引き上げるよう筋肉を刺激する働きがあります。つまり幸福はたるみを防ぐ。姿勢が良くなり顔が引き締まると言われているのです。
さらに朗報もあって、たとえ更年期であっても運動をすると、セクシーな体、ツヤツヤお肌を作る女性ホルモン「エストロゲン」の血中量が増えると言われています。卵巣からの分泌ではなく、動かした筋肉でエストロゲンが合成されますので、大人な私たちには非常〜に貴重で有難く、ファンタスティックな働きがあります。
女子のみなさん、ストレスにまみれている場合ではありません。ストレス対策の運動が、実は女性ホルモン分泌の安定のほか、若々しく美しくの大きな力になります。せっせと楽しく運動をして、幸福で美しくなろうじゃありませんか。華麗に加齢に抵抗していくには、少しの知識と努力が必要です。ここでは成長ホルモンについても知り、活用し、更なる効果と女っぷりを上げていきましょう。
成長ホルモンには、若々しく美しくの土台である「新陳代謝」という重要な働きがあることはすでにお伝えしました。女性ホルモンの分泌量が減ってきても、お肌をツヤツヤにする働きをカバーするので、成長ホルモンは出した者勝ちなのです。しかも誰もがお婆ちゃんになっても分泌できるので、活用しないのは宝の持ち腐れ。もったいない。
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