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本当に“五十三”であってる?知ったかぶると恥をかく「東海道」

有名中学入試問題で発見する「江戸時代の日本」⑤南山中学校女子部

名門中学の入試問題をひもときながら、江戸の町の武家・庶民の真実の姿をあきらかにしよう。歴史を学び直したい大人、必読!愛知・南山中学校女子部の入試問題から東海道を紐解く。
2014年 南山中学校女子部 愛知県・私立・偏差値65※四谷大塚データ
社会科目入試問題より

問題:次の図は東海道を示したものである。江戸から京都に至るまで、通過する現在の都道府県の数として正しいものを次から1つ選びなさい。(東京都、京都府を数に含める)

 
ア 5つ イ 6つ ウ 7つ エ 8つ オ 9つ 

「答え」:ウ

「解説」:東海道五十三次が通っている国は、武蔵国(東京都・日本橋)→相模国(神奈川県)→伊豆国・駿河国・遠江国(静岡県)→三河国・尾張国(愛知県)→伊勢国(三重県)→近江国(滋賀県)→山城国(京都府・三条大橋)で、7都道府県です。

 
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瀧島 有

たきしま あり

江戸文化歴史研究家

江戸文化歴史研究家。学校や教科書が教えない、江戸の町の武家・庶民の真実の姿、風俗や文化、食べ物などを研究する傍ら、江戸文化勉強会「平成江戸幕府」を主宰。フェリス女学院大学、内閣府クールジャパン・アドバイザリーボード・メンバーなどを経て、法政大学文学部史学科に在学中。著書に『あり先生の名門中学入試問題から読み解く江戸時代』など。


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  • 2015.11.01